生理のリズムと養生③
女性の心と身体の状態は大きく分けて4つの時期を繰り返しています。
① 生理中のブルー期(1~6日)
② 快調期(7~13日)
③ 調整期(14日~21日)★
④ 生理前の不調期(22日~28日)
今回は
③ 調整期(14日~21日) のお話です。★
黄体ホルモンの影響で交感神経が優位になってくるため、活動的になりやすく、テンションも高まります。
ただ、子宮内膜の分泌物を多くして潤いある状態にする作用があるため子宮内膜が充血し始め、なんとなく下腹部に不快感や違和感を感じたりする場合もあります。
安定と不安定を繰り返しながら心も身体も揺れ動く、微妙な時期と言えるでしょう。
① 食べ過ぎに注意しよう!
妊娠を継続させるように働く黄体ホルモンの作用によって食べたものがそのまま体につきやすい時期となります。脂肪分や糖分の取り過ぎに気を付けましょう。
② ミネラルを補充しよう!
生理の時に失われるカルシウムや鉄などのミネラルを今のうちにしっかり補充しておきましょう。カルシウムはイライラの解消にも役立ちます。
③ 便秘対策
腸の動きが鈍り始め便秘がおこりやすくなります。繊維質や水分をこまめに摂取して、適度な運動も行うと効果的です。この時期から気を付けておくことで、続いてやってくる不調期を少しでも楽に過ごせます。
④ ケアレスミスに注意
安定と不安定が入り混じるこの時期は、判断力が鈍り、注意散漫になりやすいため、あまり頑張りすぎず、ほどほどを心掛けましょう。緊張も高まりやすく、肩こりや腰痛にもなりやすいので、身体を動かしてほぐすのも有効です。
⑤ ほてりに注意
体温が上がり始める影響で、ほてりの症状も出やすくなります。冷たいゼリーなどをおやつにとりいれて、適度にクールダウンするのもお勧め。柑橘類や香草など、気をめぐらせるものや夏野菜などで、熱を冷ますのも良いですね。ほてりの症状が強く出ている場合は、漢方薬なども有効です。
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