朴の木街道
ここは高尾から安塚の朴の木集落へと抜ける道。昔は下れば雨露の峠に茶屋があったそうな。そしてこの場所は通称「しろし」と呼ばれる山で城見山と以前はいわれた小さなお城があった場所。この先には大きな大山桜が二本、ゆったりと立っています。山のふとした道もいろんな物語があるのですね。70年前は盆踊りとなると隣村まで下駄に浴衣でこの道を越えて踊りに行っていたそうです。そう。盆踊りが若者たちの出会いの場所でした。素敵ですね。
そんな昔の情景を思い浮かべながら私たちは薪を一輪車に乗せ、軽トラに積む作業。腕をぱんぱんにさせながら、なんて色気のない(笑)動作で道を往復。おまけに薪の一番下にはマムシが…母によるとマムシには決めた居場所があってなかなかずらないのだとか。
この道は時代によってどう変化して行くのかな?次の時代まで繋がるように、今を歩いて行こうと思う。
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