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#寝相でわかる我が子の愛情バロメーター

子どものわかりやすさが愛おしい

先日の日曜日、お稽古事でたくさんの学びを得られた。いつも予祝の事ばかり書いているので、ボクの孤独について書きたい。

ここでも何回も触れているが、ボクは幼い頃から放っておかれた。今でいうネグレクトではなく、信頼されていたのでアレコレ言われることがなかった。その反動か、妻にはアレコレと言われるのだけれども。これは、内緒。

実際にオカンから聞いたので、これは事実なのだ。ボクは幼い頃から自立していたそうで、ボクの下に二人の弟がいて、二人が年子だったことで、ボクに割く時間は必然的に削られてしまったようだ。

加えて、ひとりの弟が病気がちで、オカンは病院への付き添いなどで家を空けることが多かった。オヤジはいわゆるモーレツに働く仕事人間だったので帰宅は遅かった。

長男だった僕は、強くあろう、迷惑をかけないようにしよう、と思うようになった。だから、いろいろな事を器用に、効率よくやることを覚え、ひとりで出来ることが多くなった。

家に居場所はあるけど、常に孤独を感じ、甘えることはできなかった。我が子は小学生だけど、自分の同じころと比べると圧倒的に大人びていたように思う。おねだりはしない、抱っこやハグなど望まない。正確には、おねだりできない、ハグなどできないと思っていたのだろうが。

甘え下手なのは、不惑を迎えた今もそうだ。これはオカンの影響が強いらしい。オカンも厳しい祖父ちゃんのもとで育った。男、女、男の3人兄弟だったけど、長男のように育ったという。

祖父ちゃんはサラリーマンから肉屋に転身し、その後はひとりで工務店をやっていた。土日関係なく働く、働き者だったけど、オカンは寂しかったはずだ。全く愛情がないわけではないだろうが、オカンもひとりで何でもできるボクに似たタイプな気がする。つまり、孤独が強い。かまってちゃんの側面は、子どもたちを成人させた後、突如として蒸発したことが証明している。あ、今は見つかって、良好な関係を築いていますよ。

ボクもかまってちゃんが治らず、妻や我が子に日々、怒られている。職場でも、「あ、今、孤独が出ているな。かまってちゃんになっているな」と思うことが多々ある。幼い頃の記憶、体験が、いかに人生に影響を及ぼすかがわかる。

これは遺伝というより連鎖しているらしく、我が子にも連鎖が見て取れる。ただ、連鎖は断ち切れるらしい。どうするか、ボクが孤独を味わい尽くす。

これがなかなか大変なところで、孤独とわかっても他人に孤独は癒させない。自分で孤独に向き合い、孤独を味わい尽くすしかない。以前は妻がボクの孤独、辛さを解消しようと懸命になってくれていたが、なかなか思うに任せなかったのは結局は自分次第だからだ。それがわかっただけでも、ボクら夫婦には大きな救いだ。

孤独であることが実感できてから、自認できる機会が増えている。我が子に対しても同様だ。つとに感じるのが、寝ている時。

寂しい、悲しいなどネガティブな感情の時は、ボクら夫婦の間に寝ている我が子はどちらかに寄っている。逆にネガティブな感情がない時は、真ん中で生まれた時と同じ顔ですやすやと寝ている。

抱っこにしてもそうだ。心がマイナスに向いている時ほど、せがんでくる。以前は、抱っこするような年齢でもない、とボクが思っていたので拒絶することもあったけど、今では両手を広げて受け入れている。腰痛持ちなので怖いところもあるけど。

我が子の孤独について書いているように見えるが、実はすべては自分の投影なので我が子の孤独はボクの孤独なのだ。つまり、我が子がネガティブな感情で抱っこをせがんでくる時は、それはボクの孤独が漏れているから。

先日のお稽古事でそう実感できた。思い返すと我が子がくっついてくる時は、たしかにボクの心が重い時だった。ボクが愛情を欲しているから、我が子が愛情を与えてくれていたのだ。愛に飢えていたのは我が子ではなく、ボクだったのだ。

ボクの孤独が癒えると家族にも好影響が出る。妻も孤独が強い。妻も癒えれば、ボクにポジティブな反応がでる。夫婦が癒えれば、我が子が孤独を感じなくなる。

我が子には自分らしく何にも縛られずに生きてほしいので、引き続き感情を味わうことで孤独を癒していきたい。すべての事象は、自分が作り出している。これは忘れないようにしたい。

おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!

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