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妻は作り。ボクは買う。

子どもへのアプローチの違いについて

以前、我が家の子どもの想像力が爆発していることについて書いた。それは現在進行形で、毎日のようにオリジナルのモノを何かを生み出している。

先日などは寝る間際に天から何かが降って来たらしく、寝室で唐突に工作を開始。いつもの就寝時間をオーバーしても一心不乱に作り続けていた。

何かを問いかけても返事はしないし、手を止めることもなかった。作業中の集中力の高さにボクも妻も圧倒されてしまった。と同時に、作ることが楽しくて仕方がないのだということが分かった。

才能を隠していた妻

夫婦で子どもの制作意欲の高さを実感したものの、子どもへのアプローチの仕方が異なっていて面白かった。

手元にないモノを子どもが欲しがった時、妻の場合は「作ろう」と提案する。家にあるモノで工作をして、たとえば天使の羽を段ボールなどでこしらえる。

それらしく作ってしまう妻。その想像力に「そんな能力、どこに隠し持っていたの?」と、ここ最近は感心ばかりしている。

安易に済ませるボク

一方、ボクはといえば100均を頻繁に利用するので、子どもが欲しがっているモノが店頭に置いてあることを知っていて、だから「作ろう」ではなく、「買おう」で済ませてしまう。

生来が面倒くさがり屋であること、ボクが作って子どもにバカにされるのが嫌なこと、完成形を使って遊ぶ方が効率的だと考えていること。この3点から買って済むならば、買って済ましてしまえと思ってしまう。

ただ、子どもが想像力や発想力を育むには、確実に妻のスタンスの方がいいわけで、いつも100均で子どもが欲しがるモノを見つけては逡巡する。でも、結局は手っ取り早さが優先して買ってしまうのだ。

頭を使って作ることの重要性

これは、いかん!と、一念発起したのが一昨日。トイレが欲しいとリクエストされたので段ボールで制作してみた。これが意外と面白かった。我が子は人形が便座に座れるように便器を立体的にしたり、実物と同様にウォシュレットなどのリモコンをこしらえたりと、徹底的にリアルにこだわってみせた。

制作当初のボクは段ボールを敷いて、そこに穴を開けた段ボールを重ねれば納得するだろうと高をくくっていた。しかし、我が子はそんな小手先の子供だましでは納得しないほどに想像力が豊かだった。

子どもの成長を実感できたし、ボクもそれほど工作が下手ではなく、子どもが満足できるだけのクオリティを提供できることが分かった。この2つは大きな収穫だった。

作る。なければ、ありもので作る。そのために頭を使う。この行為、その過程は、すごく重要だと実感した。

これから先、子どもにリクエストされたモノは極力、買わずに作ろうと思う。まずは、材料の確保だ。段ボールや厚紙は、かさばって外部収納がキレイにならないけど、少し我慢すればいい。

子どもと一緒に作ることを楽しんでいきたい。

おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!

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