中国鉄鋼業、RCEPで躍進(下)/インドネシアに潜在需要/事業コストの低さも魅力

中国民営鉄鋼の雄、徳龍集団がインドネシアの現地子会社・徳信鋼鉄の高炉の稼働を始めて1年余り。順調に立ち上げ、なお成長するASEANの需要を取り込もうと徳信鋼鉄の生産能力を2000万トンに拡大する計画を公表した。中国国内で買収を続け、海外投資を増やす同社の戦略は中国で高い関心を呼ぶ。同社に続くASEAN進出が貿易・投資の障壁を低くするRCEPをテコに広がる可能性がある。

ここから先は

1,412字 / 2画像

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?