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【英語で学ぶ、6ヶ月】多読 PROとの違い

こんにちは、Choimirai Schoolのサンミンです。

【主要なアップデート】
(2022.03.04)英語で学ぶにジュニア(Raz-kids)のコンテンツを追加

0  はじめに

Newsela PROを利用して多読 PROを始めたのが、2017年5月16日。それから、4年。2021年10月18日から全く新しい多読プログラム、「英語で学ぶ、6ヶ月」をスタートさせていただきます🚀。

今回のノートでは既存の多読 PROが抱えていた課題と新しいプログラムでその課題をどう解決したのかについて説明させていただきます。

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1  多読 PROが抱えていた課題①:習慣化

多読 PROはNewsela PROを利用した6か月間の多読プログラムです。

多読で結果を出す為には英語で読むことを習慣化するのが何よりも大事です。参加者の中ではNewselaの画面を開いて何から読めばいいのかわからないという方も多かったです。記事を選ぶ最中に別の用事が出来て、結局読めない日が増えるパターンをよく聞きます。

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この問題を解決したく、「翌日読む記事を前もって決めておいてください」という提案もしていますが習慣化するにはまだ課題が残っているように見えます。

2  多読 PROが抱えていた課題②:進捗の可視化

Newsela PROにもBinderのページがあって、どんな記事を読んだのかと記事ごとの正答率が確認できます。

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また、4週間に1回ある個別面談ではReading Progress Reportをシェアしています。

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しかしながら、習慣化ができてないとどちらの情報もあまり役に立ってないのが事実です。

3  多読 PROが抱えていた課題③:読み上げ機能

Newsela PROサイトには音声読み上げ機能(Text-to-Speech, TTS)がついていますが機械っぽい声なので参加者にはEdgeブラウザのTTSを使うようお勧めしています。

今のレベルに合う記事をご自分のペースで読んだ後にもう一度読み上げてもらいますと全体の流れがつながって、内容の理解も深まります。但し、ブラウザからアクセスする時の手間やスマホからはアクセスできない欠点もあって利用されてない方も多いようです。

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4  多読 PROが抱えていた課題④:モチベーションの維持

「お尻が決まってないとだらだらしてしまう」、「つい仕事に追われ、何日かサボってしまいました」は個別面談でよく聞く話です。プログラムに参加した時は、英語力を鍛え、英語で学べるようになりたいという決心があったものの、時間が経ちますとモチベーションが維持できない課題は大きいです。

5  英語で学ぶの特徴①:習慣化を図れる仕組み

問うべきはモチベーションの維持ではない。どうすれば習慣化できるかを考えるべき。歯を磨くのにモチベーションなんか必要ではない🪥。メリットを知ってるから続けるだけ。同プログラムが目指しているのも英語学習の習慣化です。

6か月間のActual Englishでは参加者の習慣化を図るため3つのシステムを導入しています。

①OpenEdX
②Snipd
③個別面談

6  英語で学ぶの特徴②:OpenEdX

多読 PROの場合、Newsela PROのサイトでご興味のある記事を検索し読む仕組みとなっています。

Courseraで最も人気の高い講義の一つが、Learning How To Learn です。最新の脳・認知科学に基づいて最適な学び方を学ぶ授業。Learning How To LearnでOakley先生は、習慣化のためにゾンビモードを強調しています。ゾンビが人間を発見すると何も考えずに必死で追いかけるのと同様、トリガーが発生したら何も考えず学習を始めるのが「ゾンビモード」です。

このゾンビモードを有効に活用するためには、勉強しようと決めた瞬間から実際勉強を始めるまでの時間を最短にするのがカギとなります。

勉強しようと決めた瞬間から学習を始めるまでの期間を最短にするため、「英語で学ぶ、6ヶ月」ではChoimirai School専用のOpenEdXサイトでNewsela PROの記事を読んで・聞いて、クイズを解くようになっています。

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クラスは、米国の小3、小5、中1、そして中3と4つにわかれています。それぞれのクラスには教科ごとに複数のコースがあります。

①ELA:アメリカの国語クラス
②Science:科学
③Social Studies:社会学
④Social Emotional Learning(SEL):社会性を育んだり感情をコントロールする方法を学ぶ授業

教科ごとにNewselaサイトで最も人気のある記事を60本用意してあります。参加者は1日2本のペースで1か月を目安に一つのコースを終え、3か月で次のクラスへ上がることを想定しています。例えば、

■スタート:米国小3レベル
■3ヶ月後:米国小5へとレベルアップ

3か月で次のクラスへ上がることを想定しています。
例えば、米国小3レベルから小5へとレベルアップ。

毎日読む記事が予め決まっていますのでご自分で記事を選ぶ必要はありません。

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OpenEdXのサイトには進捗を確認できるProgressページもありますので、毎日のスコアがどう推移しているのかをチェックするのもモチベーション維持につながると思っています。Progressページを活用することで自分との約束が守られているかのチェックも容易です。学習を習慣化するためにはこうして結果に対する責任(accountability)を明確にするのも大事です。

▲AccountabilityとResponsibilityとの違い

また、記事にはアメリカの学習指導要領に基づいたクイズがついていますので記事の内容を正しく理解しているかどうかを確認するのも容易です。クイズの平均スコアが70%を超えますと修了証を発行させていただきます。70%ですと簡単だと聞こえるかもしれないですがNewselaのクイズは米国小3レベルでもそう簡単ではありません。同じクイズは3回まで提出できますので答えは慎重に選ぶようにしてください。

同じクイズは3回まで提出できる

参加者のモチベーションをより高めるため、6か月の間に5つの修了証を取得しますと次回申し込む際の金額が半額となります。

6か月の間に5つの修了証を取得しますと次回申し込む際の金額が半額

7 英語で学ぶの特徴③:Snipdとの連携

全ての記事にはMicrosoft Azureの音声読み上げ機能を利用した音源がついていますので、パソコンやスマホから手軽に記事を聞くことも出来ます。

▲US英語の一例

▲UKアクセントの一例

また、こうした音源はポットキャストとしても配布しています。

配布しているポットキャストをSnipdで登録しますと文字起こしやチャプター分けも自動でやってくれますので復習の時も大変便利です。OpenEdXで読んだ記事をもう一度聞くことで内容の理解もより深まります。

8  まとめ

東大からオックスフォードの教授となった苅谷先生。『日本人はなぜ英語が話せないのか』で、英語のまま理解できるインプット量が少ないと指摘。

"日本人は英語を読めない。だから聞くことも話すことも、
最難関の書くこともできない。"

日本にいながら英語力を鍛えるベストな方法は、レベルにあった素材にたくさん触れることです。「英語で学ぶ、6ヶ月」で英語で学べる力を鍛えませんか?


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