お尻ぺんぺんっ!〜いつも心に置いておきたいこと。〜

ウッピョー!

あついですねぇ、あついですねぇ。
先日練習会前に布団たたきを買ったので、
練習会の最下位だった人のお尻をそれでペンペンしたら、

「おおお、結構いたいぞーー」

と言っていたので、その夜家で自分のお尻をぺんぺん!と叩いてみたところ、
超激痛でした…
一人で夜中に布団叩きでお尻を叩いている姿を想像してみてください…泣けてきますね…

さて、先日たまたま渋川難波プロのnoteを見ていたら色々と書きたいことが湧いてきたのでペンを執った次第であります(表現が昭和)

その渋川プロのnoteは、麻雀のセンスとは?がテーマで、

一部抜粋:
南2局、親、18000持ちの三着目。17000持ちのラス目のリーチを受け、以下の手牌です。
何を打ちますか?の質問。

こんなもん喜んで白トイツ落とししたるわ!!!

と思った私でしたが、

リーチ者の河を見てみるとチートイ模様、しかもドラが字牌、

リーチ・一発・チートイ・ドラドラに振り込んだらどれだけの地獄が待っているかと考えると少し考え込んでしまいました。

しかし渋川プロの答えは、「センスがある人はノータイムで白切り」と。

白を切る理由はたくさんありますが、この中で渋川プロが一番重要と書いたのは、「リーチがなければ絶対に白を切る手だから」という理由。

詳しくはこちら:https://note.com/sibukawa5/n/n28e01f4cbc61

私はこの回答を見て、いつぞやの全国道場王決定戦 第一回戦 タイムアップでの最終局のことを思い出していました。

回想~ほわんほわんほわんほわわーん~~

時はさかのぼって最終局の1つ前の局、東4局。

三月は当然のようにラスっておった。

その理由は「大反省会~私みたいになるな!(仮)」を書きたいと思うが(たぶん書かんけど)、どのぐらい大反省会だというと、今回これを書くにあたり1回戦を見返したところ、超いい配牌をもらってもどう考えたらその牌になるんや?という牌を選んでは切り、まさに「配牌殺し」を世界のYoutubeで見せ続け、私は画面の中の自分が切るたびに「もう殺してくれぇ!!!」と叫びながらテレビに向かって土下座を繰り返していたほどひどい内容であった。

そんな中ターニングポイントとなるこの局、皆様には謎手順と言われた東4局5本場からお伝えしたいと思う。

配牌は,

わっるぅ~~~~

今までの好配牌を大切にしてこなかった牌の怒りとも感じ取れる手牌である。
これはもう肩身狭く打っていくしかないという気持ちで進めていく。

9ピンツモで789の三色になったらいけるか?という思いで9万切り。

5ソー切るか3ソー切るかの選択肢でもうおりたい私は5ソー合わせ打ち。

いらんドラを引いてくる。
もう2段目終盤でドラで放銃も嫌なのでひとまず白切り。

7ピンを引いてきて普通ならツモ切りでしょうが、ドラ6万で7万は2枚切れ、ほしい7ソーも1枚切れ、こんなんあがれんやろ…もうオリようという気持ちで3ソー打ち。

すると次巡に7万を引いてきてびっくりするがどうせペン7ソーであがれへんやろ、ここはオリやでと思い5ソー合わせ打ち。

すると8ソーが縦に重なり4枚目の7万も引いてきてあれよあれよと言う間に58万テンパイ。
河を見て、「お、これは景色ええぞ」(どこが?)と思いリーチ!

残り1枚の8万をパッツモ、2000/4000は2500/4500で一気に2着目に。
みなさん謎手順ちゃうよちゃんと考えてこれや、どや(マネしちゃだめ、絶対)

さて事件はこれからである。

南1局 タイムアップ
トップ目(有田p) 40100点
二着目(三月) 32100点
三着目(すえじ殿) 25900点
四着目(まゆげさん) 21900点

三月の頭の中:
二着ありがとうございます二着ありがとうございます!
トップまで8000点ぐらいやからとりあえず満貫の手を作ればいいねんな…(どんぶり勘定、だめ、ぜったい。2000AもOKなことわかってへんな)
三着・四着目も近いし、とにかく二着は死守しなければ…

で、配牌がこれ↓

わっるぅ…絶望しかない…でもやるしかないんや…

その後ツモがきいてここまで育った三月の手。

解説実況様:東鳴くんですかねー

私も東鳴くんかこれ?と思い見守っていた。

1枚目の東が切られるもスルー、

2枚目の東が切られるもスルー、

東を鳴いたら打点不足でトップはもう無理やと思っていたんだろうなー

意思を感じる打牌に自分ながらがんばれぇ、がんばれぇと応援していたところ、

3着目のすえじ殿が白をポン、手出し③。

私の計画が一気に狂った瞬間である。

私と7000点差しか離れていない3着目が白をポン、安手なわけがない。(と思った)

全4回戦の戦いで最初にプラスで終われることがいかに大切か、知らないわけがない。(と思った)

実はこの白を鳴かれる前から、三着目は何をしているんだろう?と考えていた。

私はすっかり「ピンズの染め手」と思い込んでいた。

↑白なく寸前の3着目の河

そんな中の白ぽん、3ピン手出し。確信に変わった。(あほ)

心の中で「やめてくれーせめて二着で終わらせてくれー」と叫んでいた。

そんな中さっきまで渇望していた待望の高め3色タンビンドラのテンパイ。

私は発狂寸前であった。

喜びの方ではない。

絶望の方でだ。(え?)

どうしてここで出ていくのがよりによってドラなのか。

ドラで打ったら高い、14ピンは否定されているので、当たるならシャンポンしかない。(と思った)

南が最終手出し、その前は3ピン。

ドラで打ったら三着に落ちる。そう思った。

今思うとホンイツなら白 ホンイツ ドラで満貫なので3ピンを切ってまでシャンポンにする必要がないのだが、

そこまで考えれなかった。

とにかくドラが打てなかった。

正直テンパイをくずして下家の現物2万を切ろうかと考えたぐらいだ。

それぐらい着落ちがいやだった。

この全国道場王決定戦に出るためには、大阪道場王決定戦で優勝しなければならない。

そのときも4回戦だった。

私は運よく1回戦で2着だったので、2回戦も心おだやかに打つことができた。

もし1回戦で3着やラスを引いていたら、そのビハインドを背負った2回戦以降の戦いは結構きつい。(と思う)

だから、さっきまでラスだったのに、ふってわいたこの2着を、離したくなかった。

冷静に考えれば、2着目すえじ殿の仕掛けは、3ピン周りが怪しいと考えるなら、ドラより5ピンの方が危険度は高い。(①⑦ピンが通っているので)

しかも「4ピンで放銃したらしゃーなし、5ピンで放銃したらあほらし」と考えてもいいぐらいだが、

私はここで5ピンを切ってダマを選択。結果その5ピンで放銃、開かれた手はなんと千点。


普通の女子なら泣きわめくところだが、私は、その手を見て、「せ、せんてん!!??せめてもっと高い点であれ!!!!」と思った。

そして、すえじ、ゆるさないとも。。。。

その後すぐに同卓者3名に私の苦悩を聞いてもらい、

対局室から出たあとは山本先生に泣きついた。

山本先生は、「あれドラじゃなかったら切るんでしょう?」と言った。

いやもうそりゃぁ秒で切りますよと言ったら、「そういうことだよ。」と言われた。

まさにそうなのだ。何がドラだよ。赤ありの麻雀で変に赤を大切にしまくっているのと同じだ。いつもそういう牌を、強気に切って勝負してきたじゃないか。そうやってたくさん放銃して、たくさん勝ってきたじゃないか。なんで今日、切れなかったのだ。この小心者が。

そして今回渋川プロの「リーチがなければ絶対に白を切る手」

そう、あのすえじ殿の白ポンがなければ、ドラであっても何であっても、4ピンでリーチしていたのだから。

心の弱さが、原因なのだ。いや、ちがう、実力だね、いやまじそっちだわ。

その後運よく2回戦トップ、3回戦3着で、3回戦で終わってくれてたら私が優勝者だったが、

最終戦またもやすえじ(敬称略)にやられて全国道場王を逃した。

自分の実力ではこの場に来れたことすら奇跡なのだ。この時はなんの後悔もなかった。

しかし、全国道場王戦の翌日、WWのウィナーズカップという大会があり、

これは、麻雀共同体WWが主催する色んな大会等でトップになった人だけが出場できる、トップオブトップを決めようぜという名誉ある大会である。

そこで、現アマチュア最強位のあまちゃい様(なんなんこの名前…)から、

「自分が打つすべての半荘は、作品と思って打っているから。4人で作り出す、1つの作品やねん」という言葉を聞いて、

おのれの麻雀を恥じた。

私はそこまでの思いで、麻雀を打っているか?

「所詮、ゲームやん」と思っていないか?

いや、所詮はゲームなのだ。

そこを間違ってはいけない。

そこを間違うと、マナー至上主義・競技至上主義といった間違った方向に行ってしまう気がする。

でも。

そうだとしても。

何が入っているか分からない山を相手に、自分の意思と、4人それぞれの思考が交差しながら作り出されるそのゲームは、

「作品」と言っても、過言ではないだろう。

私も、「いい作品」を作りたい。

心からそう思った。

どこに配信されなくてもいい。

自分の中だけの自己満足でいい。

どれだけ内容が良くても、どれだけ人に自慢したい手牌でも、あがれなければ、最後はぐちゃぐちゃに河に落としていくゲームだ。

その手順も、その完成形も、誰に見られることなく、河の底に消えていく。

それでもいいじゃないか。

私が、見てるから。

せめて、自分に恥じない麻雀を打とう。

いい「作品」を作れるにはまだまだ程遠いレベルだけど、せめて前向きに終われる作品を、作っていこう。

そんなことを思った1日でした。

みなさんこれからもご指導・ご鞭撻をよろしくお願いします^^

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