蠅さんの場所
ああー、飛行機が飛んでてむかついたわ。
イライライライラ、イライライライラ
飛行機が飛んでいたら蠅が飛べる場所が少し減るだろーが!!
キレてしまった。なぜなら私は常に蠅と会話をしているため蠅の立場に立って物事を考えてしまうから。
「ぶーんぶーん。飛行機怖いぶん。」
と、蝿はいつも言っています。
ぶおおおおおおおお!!
また飛行機が飛んでるわ。腹立つな。おらあ!!
バゴーン!!
怒りに任せて買ってきた牛乳パックを殴ると、牛乳パックは吹っ飛びました。
「ああ、牛乳パックが飛んだら蠅が安心して飛べる場所が減るじゃないか!この馬鹿!!あんぽんたん!!」
私は私に対する苛立ちから私を殴りました。
ボカーン!!
顔が破壊され、私は救急車を呼びました。
うーうーうーうー!!
「ああ、救急車は飛んでないけど、救急車が走ってる高さとかも十分蠅が飛ぶ位置だから蠅が安心して飛べないじゃないのよー!!」
私はイライラしました。蠅のためにみんないなくなるべきだと思いました。
「蠅のためにみんないなくなるべきだー!!」
と叫びました。
完
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