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2024/8/12 シャニマスの話など

日記を書きます。この頃はどこか忙しくて帰っては寝る生活を続けていた気がする。最近(とは言ってもここ数ヶ月くらい)あったことをジャンル非固定で書き連ねます。

・THE IDOLM@STER SHINY COLORS LIVE FUN!! -Beyond the Blue sky-
両日参加してきました。シャニマスのライブが一番楽しみなので、一週間前から体調整えモードに入り、しっかり休養を取ることにした。

一番嬉しかったのは、やっぱり過去の衣装を着てパフォーマンスをしてくれたことで、ノクチルの『いつだって僕らは』、『あの花のように』のクリアマリンカームでの披露を現地で鑑賞できたことがとても嬉しかった。今までは過去のライブBDでしか見ることができなかったので。『いつだって僕らは』は何度も現地で鑑賞したことはあったけれど、やっぱりクリアマリンカームが一番、あっ、ノクチルだって感じがする。席はステージから遠かったけれど、4人のシルエットがノクチルとしての佇まいそのもので、涙が溢れてしまった。4thのときも、目の前にアイドルがいる感覚に感激したけれど、今回はそれに匹敵した。

過去の衣装といえば、『Black Reverie』も『Hide & Attack』も曲と衣装含めてすごく好きなので(GR@DATE WINGが好きすぎる)、忘れ物を回収できた気分。隠匿シンギュラリティ本当に大好きだ。フードを被って不敵な笑みを浮かべる田中有紀さんがかっこ良すぎる。マントが振りに合わせてしゅぱっと揺れる。大きなシルエットと鮮やかな色合いが派手で素敵だ。仮面を投げ捨てるのも最高。

シーズの話をしてもいいですか。フォービドゥンシンシアリでの『Forbidden Paradise』がまた披露されるとは思わなくて驚いた。あの衣装が本当に好きなので。特に山根綺さん。ファーがついていて、宝石が散りばめられていてゴージャスなんですよ。だけれど、パンツスタイルでシュッとしてかっこいい。シーズのダンスは激しい振り付けが多くて、腰に巻かれている布(なんて言うのかはわからない)がはためくのが綺麗だ。衣装の話ばかりしてるな。

男女2人組がタイムスリップする演出は、どういうこと? と頭にはてなマークが浮かんだまま進行していったが、『Multicolured sky』から『Wandering Dream Chaser』の流れですべてを察した。面白い演出だったな。『Wandering Dream Chaser』は言わずもがな最高に盛り上がった。というか、アンコール後のトリをユニット曲で締めていいんだ。すごい。テーマがあって驚きのある演出は好きなので、次回のライブも楽しみにしている。


・デ・キリコ展


デ・キリコ展に行ってきた。絵がうますぎる。時代もあるのかもしれないけれど、自画像が写実的だ。こういう個展のテーマでしっかりデ・キリコの作品だけが展示されているの珍しいなと思った。形而上絵画は気になった形を取ってきたおもちゃ箱のような感じ。面白いものたくさん集めたから、という無邪気な子どもような印象を受けた。ビスケットとか、海図とか、よくわからない木の多角形(後から調べたら三角定規らしい)とか。モチーフには意味がなく、形が面白いからそれを詰め込んだ。けれど、その詰め込み方は計算されているようだ。崩してある遠近法はアトランダムではなく、意図を持って一部が崩れているので、技法の基礎がないと成り立たない。一見違和感なく見られるけれど、よく見ると部屋が歪んでいる。イタリアの広場の絵が特にそうだけれど、デ・キリコの絵は人がいないのに、曲がり角からひょいと人が顔を出しそうな感じがする。

室内に家を置く。室外に家具を置く。これは普通はありえない場所にものを配置することによる違和感で、再帰性の表現ではないのだろう。再帰性の演出であれば、室内に家を置いたとき、その中を見せて合わせ鏡のように無限に続く空間を演出するはずだから。形而上絵画の初期でもほぼ必ず部屋を描くときにそこから見える外の風景を描いていた。室内と室外、内と外の対比に不思議な感覚があるのだろう。

形而上絵画を始めたかと思いきや、古典に回帰したり、また形而上絵画に戻ってきたり、一人の作家の人生でこんなに作風が変わるのか、と思った。それは当たり前のことで、私が知っているデ・キリコの作品は彼の作った膨大な作品のなかのほんの一部に過ぎない。


・欧風カレー


カレーを食べるのは昔から好きで、学食では迷ったらカレーを選んでいた。それくらい安定して美味しいもの。その美味しさの解像度を上げにかかったのはここ数年のことで、どうやら私は欧風カレーが好きらしい。スパイスの風味というよりは、野菜の甘みやコクがしっかり利いていて複雑な味わいのあるものが好みだ。

欧風カレーといえば、神田にいくつか有名店がある。私は久しぶりにそのうちの一軒に行ってきた。以前来たときはビーフカレーを頼んだけれど、今回はおすすめとのことでチキンカレーにした。一口食べた瞬間にチキンがカリカリとしていて、ほかとは違うなと思った。細部にこだわりが感じられるのがよい。ごはんは比較的ほかのお店と比べても多めだが、最近は食欲旺盛なのもあってぺろりと食べきってしまった。

カレー店を行脚していると、卓上に様々なトッピングがある。らっきょう、福神漬け、などなど。そのなかでもあると嬉しいもの。それがレーズンだ。甘みがあってカレーの深みがぎゅっと増す。伝統的なお店ほどレーズンが置いてあるように思う。ふと、食べたことない人は抵抗あるかもしれないのに、どうして私はごく自然にカレーにレーズンをいれているのだろうと疑問に思った。それは幼少の頃の記憶に繋がった。

幼少の頃、祖母の家に泊まることが度々あった。年末とかそうでない土日とか。そのときに夕食に食べたいものを訊かれるわけで、当時の私は今よりずっと偏食で好き嫌いも多かったので、ほぼ毎回カレーと言っていたのだろう。祖母のカレーは甘口で、野菜がしっかり煮込まれて形がなくなっているタイプのものだった(実家のカレーはそれとは真逆の野菜の形がしっかり残っているゴロゴロカレーだ)。そこに決まってレーズンがのっていたのだ。意外とこういう写真の欠片にも残らないようなことを憶えているものだなと妙に嬉しくなった。



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