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ネガティブ思考を黙らせる、“ロルバーン”というノートの魔力

みなさん、家でじっとしてますか?
ありがとうございます。
しかし…
家でじっとしている。
ただそれだけのことなのに、なかなか疲れるものですよね。
先行きの見えない暮らしに、ネガティブな考えが止まらない。
そんなとき、どうしたらいいんでしょう?
「考えていることを全部ノートに書き出せ」
とは、あまりにもメジャーな対処法。
だけど、ここまで真面目に徹底している人はいるだろうか。
あんまりいないと思ったので、ご紹介したいと思います。
これは一人の大学生が自力で見つけた、
ノートだけを使って、ネガティブを消す方法です。
ノートは、ロルバーンを使います。
ロルバーンはドイツ語で「滑走路」の意味。
不安で身動きができなくなった自分を、どうやって飛び立たせていくのか。


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こんにちは。
谷口惠実(たにぐちさとみ)と申します。
ついこの間就活を終えたばかりの大学4年生です。
近代文学を勉強しています。趣味はイラストを描くことです。

私は8年半、ずっとネガティブ病に悩まされていました。
自分のやることはすべてダメで、
他人のやることはすべて輝かしく、
ずっと昔のことを悔やみながら、ずっと先のことを心配しているような、
苦しい毎日を送っていました。
そんな私を去年、あるノートが救ってくれたのです。


この記事は、

・やることが多すぎて、何をしていいのかわからない
・自己肯定感が低い
・なにをはじめても、続かない
・ノートの新しい使い方を知りたい


という方々に届いてほしい、
少しでも参考になったらうれしい、という思いで書いています。
拙い文章で恐縮ですが、お付き合いいただけたらと思います。


さて、
上で申し上げた「あるノート」とはどんなものかというと…


こちらです。

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普通のRollbahn(ロルバーン)のノート、Lサイズ。
使用期間は約3ヵ月とのこと
汚くはないが、きれいでもない



ここに、

1、「すべきこと」のリスト
2、「すべきこと」に対する具体的なアプローチ
3、日々の頑張った記録



を書いていきます。
ただそれだけのことですが、
私なりにやっている工夫があるのでご紹介します。



1、「すべきこと」のリスト

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座席を案内したら知り合いだった、的な顔



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真面目で誠実で前向きなタスクが並ぶ




Rollbahnノートの後ろのページについているクリアポケットに、
お気に入りのハガキを入れて、
ハガキの裏にフセンで書いた「すべきこと」を並べています。
優先順位でフセンの色分けもしています。
「すべきこと」を終えたら、
「すべきことログ」ページに貼り直します。


すべきことログ

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「人生設計」の並びに「ジンオウガ亜種」というモンハン用語も


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ロルバーンは1ページごとにミシン目で切れるので、
このようにマスキングテープを使って拡張するのがポイント



「すべきごとログ」に、ふせんがたまっていく。
つまりこなしてきたタスクが視認できるので、
その分、強めの達成感、満足感を得られます。



2、すべきことに対する具体的なアプローチ

私の場合は、
主に学業(演習の発表)と、
就活(自己分析、SPI、面接対策)のために、
ノートをこのように使っていました。


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「すべきことに対する具体的なアプローチ」の方法について、
履修している「近代文学演習」の発表に向けたページを例に説明します。


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タイトル・目標・大まかなスケジュールを

最初のページに書き込んで、

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PDCAを回しながら、進めていきます。
この当時の私は
「集中して取り組まなければいけないのに、どうしても携帯を手放せない」という悩みに直面していたようです。

そこで新たに
「脱・ダラダラスマホへの道!!」
ページを開設し使用時間を減らしていきました。


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並行して、
本筋の「演習レジュメ作成までの道のり」も記入。
タクスを進めるたびに、新たに増えるタスクも整理しながら、
こまめに振り返っては、試行錯誤を繰り返します。
演習が終わったら、反省・感想を記入し、1項目が終了。

この記録をする際は、
ミシン目付き方眼ノートの特性を活かして
切って…


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せっかちに1秒で切り離そうとしない


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職人のような手付きで、ノートの耳も丁寧に取り除く


貼って…

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曲がらない。はみ出さない

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この美しい仕上がりこそが、ノートを継続する力



という作業をしやすいからこそ、
ノートはロルバーン一択なのです。

貼ってつなげることにより、
書き込んできたPDCAの内容を、
一気に見渡せるとなにかと便利。
つなげたページはジャバラ状に折り収納します。



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「自分」という読者一人のために


多少かさばってしまっても、
ロルバーンのノートには付属のゴムが付いているので、
難なく閉じられます。ああ、便利。


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3、日々の頑張った記録

「いつも当たり前のことをしているだけで、自分は特に頑張っていることはないな。
でもだれか自分を認めてくれないかな、せめてほめてくれないかな」

と考えながら日常を過ごされている方に向けて、
ぜひとも覚えていていただきたい思考法をご紹介したいと思います。

まず、
心の中に「コウペンちゃん」を棲まわせます。

※コウペンちゃんとは…食事をしただけで「ごはんたべてえらい」、
起きただけで「ちゃんと起きてえらい」となんでも肯定してくれる、肯定ペンギンのこと。

そんな心のコウペンちゃんに従って、
「今日頑張ったこと」を記録していきましょう。

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ルールは、

・とにかく自分をほめてあげる。
・コウペンちゃんになったつもりで激甘評価。
・「できたことだけ」を書く。


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義務化するとつらいので、
無理して毎日書く必要はありません。
でも、寝る前に、
自分が今日行った「頑張ったこと」を整理して、
いちいちほめる(認める)作業はけっこう楽しくなってくると思います。

そうして1ページ埋まった「頑張ったこと」たちは、
自己肯定感につながります。


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よかったね

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どこかのお嬢様による小言

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本人いわく「いつかのぼやき」とのこと


ちなみに私は「コンタクトを外した」「化粧を落として寝た」「タピオカを我慢した(週3回のペースで書いていた)」「携帯のスクリーンタイムを5時間以内に抑えられた」「バイト行った」「やることリスト1項目消化した」「記録をつけた」程度のことでも、
「頑張ったこと」として認めて、自分をほめています。

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他人から見たら、しょぼくて小さなことかもしれません。
でもこれらはすべて、
私を「大変なこと」に立ち向かわせるチカラになってくれました。
その積み重ねが「逃げなかった私」として、
いまの私の自信につながっています。

中学1年の時から
ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと
引きずっていた

「自己卑下」&「ネガティブ思考」を
ロルバーンのノートのおかげで
たった3ヶ月で克服できたのです。

第一志望の会社から内定もいただきました。

私は
ロルバーンを活用することによって、
こんがらがっていた思考を客観視できるようになり、
ゴールと道筋が具体的になり、
物事をうまく運ぶことができるようになりました。

「ノートがうまく使えていない」
という方がいたら
もしよかったら、ぜひ私のやり方を試してみてください。


余談ですが、
ロルバーンを使いはじめたことをきっかけとして、
私は「記録をつけること」そのものにドハマリしました。

今では他にも…

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・日記帳(過去最高継続記録更新中)
・MY金言帳
・気になったことまとめノート
・人生設計ノート
・自己分析ノート
・就活ノート(インターン用、第一志望企業用、キャリアセンター面談用の3冊)
・お小遣い帳
・雑記帳(5代目)
・スケジュール帳
・スタディープランナー


を同時進行で使用しています。
どれも数百円のノートと言ってしまえばそれまでですが、
私にとっては1冊1冊が熱を持ってつくり上げた思い出深い宝物です。

皆様もかけがえのない宝物をつくってみてはいかがでしょうか。


ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
どうか私の届いて欲しい方々に、この記事が届きますように。


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谷口 惠実(たにぐち さとみ)
私立文系大学4年生。塾とファミレスでアルバイト中。動物に例えると周囲からは「ハムスター」、自分では「イノシシ」、親からは「ナマケモノ」。
最近は1日の活動時間の半分をぷよぷよに充てています。
編集 橋本圭右(はしもとけいすけ) サンクチュアリ出版編集長。宣伝部長。好きなものはゲーム、公園、ベイスターズなど。1日30分リングフィットアドベンチャー中。

(画像提供:iStock.com/Yagi-Studio)



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