Ｊ２リーグ第6節VSジェフユナイテッド千葉　マッチプレビュー

前節いわてグルージャ盛岡戦で勝ち点２を取りこぼしてしまった栃木SC。瀬沼のゴールで先制したものの後半終了間際に失点してしまい掴みかけていた勝利を逃してしまった。

対するジェフユナイテッド千葉はホーム群馬戦だったが前半早い時間帯に失点してしまい、後半猛攻するもゴールを奪う事が出来ず惜しい敗戦となってしまった。

栃木としてはシーズン前のコロナ禍の影響で思うようなオフシーズンを送ることはできなかったこともあり開幕から試行錯誤の繰り返しになっている。しかし開幕から1ヶ月経過しているためそろそろ最適解に近いものを見出したいところ。今節は鈴木海音がU-21に召集されているため３CBには新たなメンバーが入ることになる。ここまで３CBは固定で来ていたため三國、小野寺等の控え組がどこまでのパフォーマンスを見せられるかが注目になる。攻撃に関してはトカチの前線でのキープ力、瀬沼の高さは十分良いパフォーマンスを見せているためこの強みを生かしたいところ。

ジェフユナイテッド千葉は今季は3ｰ4ｰ2ｰ1のフォーメーションから前線に入る櫻川ソロモンのポストプレーで強みを出したゲームをしている。鈴木、新井、佐々木の３CBからサイドに入る福満、西久保を経由して櫻川ソロモンのポストプレー、またはサイドからのクロスというのが基本的は攻撃になる。守備時はハイプレスというよりは5バックがしっかりブロックを組みゾーンで侵入を防ぐ守り方になる。

栃木としては千葉の３CBからサイドへの展開時にハイプレスで制限を設けビルドアップのやり直しの所を狙いたい。ボール回しに窮して櫻川へのロングボールになったところを弾き返し一気にゴール前に侵入できるとチャンスが生まれそう。

注目としては櫻川ソロモン対栃木CB陣の空中戦。そして栃木のハイプレス対千葉CB陣。押し込まれてラインを下げてしまったりして受け身になってしまった方が不利となる。

注目選手としては栃木は瀬沼。前回瀬沼が栃木に在籍していた時に千葉戦でゴールを決めている。是非ともその再現を期待したい。千葉の注目選手というか要注意選手は福満。福満は水戸時代にも福岡時代にも栃木戦で輝いた嫌なイメージがある。今節は大人しくしていただけると助かるのだが

中々波に乗れないでいる栃木SCだが武器であるハイプレス、縦に早いサッカーで是非とも難敵千葉に勝利を収めたい。