愚痴と反省

外から栃木SCを見ているサッカー識者は今の栃木SCをどのように観ているのだろうか
去年のラスト10試合のシステムはチームを様変わりさせるに見事だったし今年も異端児ぶりを今のところ発揮しているので色々な媒体で注目してくださっているし栃木のサッカーを評価してくださっている方が増えているのはうれしい事。

(ここからは殴り書きです。あくまでも私個人の感想ですので反対意見の方もいらっしゃると思います。あしからずご容赦ください。)

だけどそれは弱さを隠すためのものであってそれが徐々に露呈して来ている時期になってきてしまった。
正直言って人材不足。今年の栃木の代名詞であるハイプレス。確かに前から追い回すことで相手の焦りを生み出しボール保持率が低いのに相手陣地でプレーし続け結果に結び付けている。
しかし守備の部分でいうならば前プレ時の運動量で隠しているけど追い込みきれず追い回すだけになってしまい相手のミス待ちだし(J2ではミスしてくれるが)、ブロック組んだ時にはスライドが遅れてしまう選手はいるし、どこに戻るのかを理解していないため人に付いて行ってしまう動きをする若手も見られる。中央の4枚(2CBとボランチの守備範囲の広さ)で何とか持っている状態なので決壊も近いと感じている。本当に佐藤祥のケガはダメージ大きい。
田坂監督としても守備の問題、攻撃の問題、把握していても日程的、選手層を鑑みてどちらかしか対応できないだろう。選択を誤れば今出来ていることも出来なくなり大失速するだろうし最適解を出せても勝ち負けトントンの結果だせれば御の字といったところだろう。ただし開幕前から監督は「このチームには足元のうまい選手はいない」とはっきり言うほど明確な選手選定基準があった。つまり元々特化した選手選考をしたため幅がないのである。なのである程度まで行けても必ず行き詰まりが出ることも想定内だと思う。
選手のやりくりもギリギリである。通常のシーズンであればベンチ入りできるかどうかの選手をスタメンで使わなければならない状況である。攻撃の部分で明確な武器は持っているが守備で更なる成長が必要な選手がほとんど。なのでこれ以上けが人が増えれば一定レベルの守備は維持できなく可能性は高い。田坂監督も覚悟の上だろうし、少ない予算、限られた人材、限られた環境で如何に100%に近づけるかをやりくりしてくださっている以上、外野である我々は毎節ベストを尽くそうとする選手たちを応援するしトライしていることを見守るしかない。
私もレビューをずっとまとめていたが正直できないことに目が行くようになってしまったため栃木SCのサッカーを観戦していてもあまり心が躍らなくなっていた。そういうこともあって少し自分の目を休ませることも含めてレビューを書くのを止めている。
この文章を書きながらネガティブな事を書くのが如何に簡単かを痛感している。ポジティブに出来ている事、トライしたことを評価できる積極的な目を培えるよう努力したい。

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