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#26・「お散歩でコミュニケーションをとる秘訣」

こんにちは!
15年以上【犬の保育園】の先生を行っている尚ちゃん先生と申します。


さて、前回は「リードの長さと使い分け」についてお話しました。
忘れてはいけないのは、どのリードの長さを、どんな状況で利用するにしても、


まずは「お家の外で、ワンちゃんと飼い主さんとがコミュニケーションを取ることが出来る」ことが前提ですから、それをお忘れなく!


そして、やはり周囲への注意は忘れないようにされてくださいね。
その為にも、長いリードは、見通しの良い車や人、自転車の無い場所で使う事をお勧めします。

実際、「お外に出ると、飼い主さんの方を振り返らない」というワンちゃんもいます。


特に仔犬の頃に「お散歩の仕方/人と一緒にリードを付けて外を歩く」ということをしっかりと教わったり、習慣化していないワンちゃんが多いかなという印象です。

ワンちゃんにとっては、「首輪やハーネスを着けて」「リードをつけて」「飼い主さんと一緒に」「引っ張らないで」「左右にふらふら絡まないで」「汚い場所を避けて」「社会のルールを守って」「食べてはいけない、口に入れてないけないものを理解して」歩くというのは、教えてもらわなければ、自然に出来る事は難しいです。

そして、飼い主さんのなかには「まだ仔犬だから仕方ない。大きくなれば自然と上手にお散歩できるようになるだろう」と考える方もいらっしゃるのですが、

そうなる子もいますし、残念ながら「引っ張り/ストライキ/拾い食い/犬や人への吠え/過剰な興奮/跳び付き」といった問題を、成犬になっても困っていらっしゃる飼い主さんもいらっしゃいます。

今日は、「お散歩でコミュニケーションをとる秘訣」を少しお話しようと思います。

とはいえ、私はお散歩の中にあんまり厳しくルールを設ける事はしていませんし、
多少リードが張ったり、引いたり、草を食べたり、ストップしたりは許容している場合もあります。

特に歩く位置については、前後左右、ある程度ゆとりをもって歩くことはOKとしています。

その理由は、例えば向かいから自転車や車、子連れのお母さんなどが歩いてきたり・・・といった状況に応じて、右側や左側をフレキシブルに歩いてもらったりするためです。どちらかというと、自分の後ろよりも、きもち前に歩いてもらう事が多いですね。


基本的には、リードの付け根の金具が、ぺたん、と垂れていることを、心がけています。

競技会に出たり、特定のドッグスポーツでは、歩く位置やポジションは決められていますが、普段のお散歩では、リラックスしてリードが貼らない程度で歩く事ができればいいんじゃないかな~と思っています。


もし、「お外に出る前から大興奮、お散歩に行くとリードをぐいぐい・・・」というワンちゃんの場合。


リードを見せたり、飼い主さんがお散歩の支度をすると興奮が始まるようであれば、
まずはお家の中「おさんぽ」から始めましょう。

方法は簡単です。お家の中を、リードを付けてお散歩をするだけです。
ですが、「リード=お散歩=興奮」という方程式が出来ている場合には、リードを見た瞬間から興奮し、その興奮状態のままお外に出る事で、お散歩での引っ張り、興奮、吠えなどにつながることがあります。

ですので、まずは「リードを見ても、つけても興奮しない。」
「リードを付けた状態で、飼い主さんを意識する」
「飼い主さんの動きに注目してもらう」ことを目標にしてほしいのです。

これを達成するためには、「名前を読んだら飼い主さんの顔を見る」ということを
リードを付けた状態で、お家の中から、沢山行ってみて下さい!

顔を見てくれたら、必ず褒めてあげて下さいね!
誉め言葉とともに、オヤツやフードを1つあげると、効果が倍増です!!
「リードを付けて歩いているときに、飼い主さんが呼んだら良い事が起きる」
という条件を、ぜひ教えてあげてみて下さいね。

また、飼い主さんの顔を見てくれたら、褒めて反対方向に歩いてみましょう。
これを繰り返すことで、「呼ばれたら、方向転換することがあるぞ」という合図になります。

お家の中で、呼んだらしっかりと顔を見てくれるようになると、
ワンちゃんは自然と「飼い主さん、いつ名前を呼んでくれるかな?」と
飼い主さんに意識を向けるようになってきますよ

そして、リードが緩んで歩けるようになってきたら、
同じことをお家の周り、お庭、ガレージなどでも行ってみて下さい。
これは、「お散歩」とは別の時間帯に練習すると効果が上がります。

1歩、お外に出る事で、刺激が変わります。
お家の中ではしっかりできていたことも、出来ないこともあります。

そんな時は、イライラしたり、がっかりしたりしなくて大丈夫!
また、一からスタートしてみましょう。


とにかくグイグイ引っ張ってしまう子は、焦らずゆっくり取り組みましょ!
お散歩の目的地や降り返し地点があるようなら、帰り道から練習してみましょう。

おやつが好きな子であれば、名前を呼んで顔を見てくれた時にあげるおやつを
お家の中であげるモノよりも、グレードアップしてみてください。
より、特別感と注目度がアップしていきますよ♪

特に引っ張りがないワンちゃんでも、途中でストライキで止まってしまうワンちゃんでも、

「この子、いい子で歩いているな」という時はどうか、ワンちゃんを褒めてあげて下さい。


割と多いのが、「飼い主さんにとって都合の悪い事をしたときだけ、声を掛ける」パターンです。これが続くと、ワンちゃんは飼い主さんの声を無視するようになってしまいます💦

ワンちゃんは、飼い主さんに褒められるのが大好きです!
話の内容が分からなくても、飼い主さんの喜んでいる雰囲気や楽しそうな雰囲気は伝わります。

飼い主さんが、心ここにあらず、という状態でワンちゃんのお散歩をしていると、
リードを通して、その気持ちは伝わるんだと思います。
そうなるとワンちゃんも、「じゃあ、うちは勝手にやりますよ」となっていきます。

せっかく、ワンちゃんとのお散歩タイムですからどうか、短い時間でもいいので
ぜひ、「目と目で通じ合う~」コミュニケーションを取ってみて下さいね。
きっと何かが変わると思いますよ♪


【人生は、運と縁とタイミング】 ここまで読んで下さりありがとうございます✨
ご縁に感謝🤗

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