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最近出会った名言たち

旅をする際にいつも心がけていることがある。それは「地元の新聞」を買うこと。首都圏とは異なるニュースが満載で、読んでいて実に楽しい。地方紙だと侮るなかれ、情報は盛りだくさんだし、ステキなことばに出会えたりもする。

さて、そんな魅力大の紙新聞。自宅ではもっぱら日経新聞を購読している。もう何十年も愛読しているので、マイレージ制度などがあったら相当マイルがたまったかなと思う。残念ながら新聞にはそうしたマイレージもポイント制度もないので、純粋に「永年愛読者」ということなのであろう。

最近出会った名言を今日は3つご紹介したい。

*「いまになって、過去の出来事が『あれはそういうことやったんや』とつながる感覚があります。」(大阪府立西成高校長・山田勝治氏。2022年7月1日夕刊)
→辛いことのさなかにいる時は先が見えなくなってしまう。でも、年月を経て振り返ってみると合点が行く。人生はその繰り返しなのだと私は思った。

*「隙間時間はスマートフォンが埋めてしまう時代でも、般若心経を聴くとボーッと過ごせる。」(僧侶・薬師寺寛邦氏。2022年7月2日土曜日朝刊)
→確かに今の時代、自分の中で貴重な時間が生じても、それを自分のチカラで埋めるというよりも、スマホで埋めてもらっているのかもしれない。それで幸せを感じられるなら良いけれど、たとえば他者のSNSを見て焦ったりするなら本末転倒。

*「(知命と立命を)懸命に実践していけば、受け身の『宿命』を、自分で切り開く『運命』に変えることができる。」(日立製作所会長・東原敏昭氏。2022年7月2日土曜日朝刊)
→日経土曜日で連載されている「リーダーの本棚」から。東原氏は様々な本から影響を受けたと述べている。上記のことばは安岡正篤の「知命と立命」から感じたものだという。

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ちなみに人生はおおよそ4000週間と先日とある書籍広告で見かけた。その人生を受け身で過ごすよりは、自らが主体的に切り開く方が後悔が無い。新聞や書籍などの活字から、これからも心に響く言葉を探していきたい。

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