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岡崎選手のことば

スポーツ選手や芸術家、経営者などのことばはとても私にとって励みになります。旧ブログでは私が出会ったフレーズをご紹介してきました。noteでも引き続きシェアしたいと思います。

最近印象的だったのは、サッカー・岡崎慎司選手の文章。日経新聞の朝刊に「満身創意」というコラムです。3月16日のタイトルは「自分のやり方を疑う」でした。

岡崎選手は長年現役を続ける上で、自分の方法を信じることが大切だったと述べています。しかし、最近は少しスタンスが変わったそうなのですね。それは過去のやり方を改めて客観的にとらえ、別の方法もあったのではと考えることなのだそうです。

「これは過去を否定することではなく、ましてや後悔でもない。」

このように述べています。

確かに過去を否定してしまえば、その当時きちんとできなかった自分が不甲斐なく、みじめに思えてしまうでしょう。後悔だけでは先に進めません。岡崎選手は、

「今までの自分の価値観、やり方を肯定し続けると、動けなくなる。本当の意味で上には行けない。」

と書いています。

私自身、振り返ってみると、自分の価値観を大いに揺さぶられる出来事に遭遇した際、自分の方法にこだわればこだわる程、立ち往生してしまったことがありました。自分のやり方に拘泥する方がラクなのですが、それは逆に、一歩も先に行けないことにもつながったのでした。

動けなくなってしんどくなるよりは、潔く自分のこだわりを否定した方が、かえって楽になるのだろうなと最近は思うようになっています。

まだまだ試行錯誤は続きます。

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