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イベント開催レポート「一通のメールから、アフリカの未来を変えた!?」

2020年2月7日(金)。
2週間前に書いた記事をきっかけに、元フォレスト出版編集長・長倉顕太さんに多大なお力添えをいただいて開催に至ったチャリティーイベント。

100名以上のお申込みと当日の参加をいただいて、おかげさまで無事に盛会に終わることができました!!

ご寄付をくださった皆様、ありがとうございます。追って、当日の様子をより詳しく映像などでレポートさせていただきます。

なお、当日行けなかったけれども、イベントの中身を知りたい!という方のために、申込みフォームを閉じずにおります。

当日、日本に来て4日目だった Getnet.

出会う日本企業の面々に悉く、新しい視点からソリューションを提案し、その能力の高さやビジョンで驚きやインスピレーションを与え続け、連日濃い!アポイントが続いていましたが、一切の疲れも見せず会場にやってきてくれました。

まずは、主催者として、私から挨拶と今日の流れを。

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そして、長倉さんからも一言いただきました。

「秋間さんの記事を読んで、彼の活動が興味深かったので、勝手に提案して、勝手にやってるだけなんで、、今日集まってる皆さんには、彼のパッションに触れて、自分の人生に活かしてもらいたいな、と。」

「勝手に〜」と、謙遜されていらっしゃいましたが、長倉さんからのDMがなければ、今回こういう機会は作れなかった、と振り返ります。

しかも、その背景には、Getnetと長倉さんの共通点からくる共感もあったのでは、と。
荒野を切り拓くかのようにあらゆる壁をぶち抜いて道をつくってきた、という人生への態度や、先を歩くものとして、後進を育てていくことに、同じように熱量をもつことなど。類は類を呼ぶ、ってやつです。

そして、その熱量の掛け算に集まった参加者の方々だけに、会場も満席なだけでなく、非常にアツかった!「近くの人ともお話してみてください」って少し挟むだけで、皆熱心に対話されていたのが印象的でした。

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会は、私自身や会社の紹介から、2時間をぎゅぎゅっと「かけがえのない出会い」の時間にするためのガイダンスへ。

・「アフリカ」といっても、各国それぞれ多彩で、一言で言い尽くせないので、解像度という視点をいれるといいよー。とか。

・自分が無自覚にもってしまってる「常識」に気付く機会にして欲しい!とか。

・何より、へえ〜って話を聞くだけでなく、「で、自分はどうするの?」と問いかけて、自分事にする視点をもって聞いてほしい!とか。

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参考>> 「Game-changingであるか、という視点」

・エチオピアといえば?というクイズも挟みつつ、お国事情など背景について理解を深めていただきました。

驚かれたのが、この図。

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平均年齢、17歳!!(と、イベントでは在日エチオピア大使館情報をそのまま伝えてしまいましたが、少し訂正。全人口を2分する中位年齢で、19.9歳。日本は約48.9歳。出典:総務省統計局「世界の統計2016」)いずれにしても若い!

そんな若者の層が分厚いエチオピアで、まさにその若者達のエンパワメントに尽力しているのが、GetnetのiCog Labs。

ここでいよいよ、 Getnetに登壇してもらいました!

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私が子供の頃、日本の技術製品等にはすごくいい思い出がたくさんあって。ソニーとかパナソニックとか「すごいなぁ。」と思っていました。素晴らしい製品があって、例えば当時はトランジスターラジオで遊んだり分解したりしていました。日本はとても素晴らしい技術を当時は持っていた国なんだと思うのですが、ちょうど過去10年ほどは、ななかなか後に続くような、若い世代による新しいアイデアや技術というものがあまり見れていないのではないのかなというのが正直なところです。
・・・中略
我々、若い世代が今後何をしていくのか、どう違う視点で世界をみて、未来をつくっていくのか、非常に重要になってくると思います。私は、ここにいる皆さんとともに、「我々が人類のために将来をいいものにしていける」と信じているので、今日の議論を楽しみにしています。それがまずメッセージです。

この最初のGetnetの言葉にあるように、その後に続いた参加者からの質問に答える彼の言葉にはずーーーーーーっと「人類にとって」という視点が貫かれていました

Q&Aは、

・なぜ AI? AIでどんな未来が?
・「就業時間の20%は後進の教育に」ってなぜ?どんなことを?
・AI界、IT業界の大物たちに一目置かれるGetnet. 人生の道を切り拓いてきた秘訣は?
・日本の人達、特に若者に期待すること、メッセージは?

と、続きましたが、会場からも沢山の質問が上がり、ヒートアップ!


しかも、最初の会場からの質問に手を挙げてくれたのは、なんと6歳の男の子から。

「AIが進んじゃったらどうなるの?!」

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※その子のお母さんでもある東洋美さんがその様子を記事にくださりました。

イベント後、たくさんの長文の感想をいただいたのですが

『私は「AIに仕事を取られるかもしれない」そんな漠然としたことしか今まで考えていませんでした。 またGetnetさんの「悪用される前に自分たちがやる」という思考も私ありませんでした。 Getnetさんの使命感や高い視点、人々を豊かにしたいという心にすごく感銘を受けました。 後進教育もすごく具体的で実践的で私も受けたいなと思う内容でした。 「どうテクノロジーをデザインするか」 溢れる情報や発展していく技術を私たちがどう扱い、デザインしていくか私たち一人一人が考えることが大切だと思います。 では、自分は何をするのか。私自身考えていきたいと思います。』
『Getnetさんのお話を聞き、率直な感想は、社会であったり世界規模で物事を考えていることが驚きでした。エチオピアだけでなく、世界に目を向け、いま何が起こっていてどんな問題があるのかを把握し、解決策を考える。日本にはここまで熱心な若者はどれほどいるのだろう、と考えさせられました。私は自分のことで精一杯で、日本でいま何が起こっているのかすらきちんと把握できておらず、そんな自分が恥ずかしいと思いました。日本の技術が伸び悩んでいるのは、私のようにのほほんと生きてる若者が増えてしまったからなのかと感じるとともに、世界に置いていかれないためには日本だけでなく世界にも目を向け、自分には何が出来るか、何をすべきかを意識して毎日を生きなければいけない、と強く感じました。』
『Getnetさんの良いものを生み出そうという情熱・思いに感銘を受けました。 「どうやってフェイクニュースから正しい情報を区別するか」を後進教育で行っていることに驚きました。 知識をどうやって使って何かを生み出すのかというのも、インプット・アウトプットをすることに繋がっていて 今の時代にとても必要なことだと思いました。 Q&Aで、テクノロジーが進みより便利になっていくことが怖い、とお伝えした際仰っていた、 「解決策は技術でなくデザインだ」の意味を考えていました。 見た目が変わるだけじゃなく、視点を変えれば世界は変わる、ということかなと解釈しております。 今回をきっかけに世界のことをもっと知りたくなったので、今何が起こっているのか学んでいこうと思います。 貴重なお話が聞けてとてもよかったです。』

などなど、紹介しきれないほどに返信いただいたことに感動!

自分だけ、エチオピアだけ、アフリカだけ、ではなく、「人類のために」という高い視座を持ち続けていること。そのビジョンや人間性の大きさ。彼らの後進への教育がいかに本質的で実践的か、ということ(一方、日本の教育はどうだ?!と焦る声も多かったです)。
穏やかな口ぶりながら、なぜかアツい!Getnetから、何か内側に着火された、という人が多くて、主催冥利に尽きる機会となりました。
(社名が、"La torche -たいまつ-"だけにww)

「行けなかったけど、詳しい内容をもっとキャッチアップしたい!」

という方は、イベント自体は終わりましたが、引き続きチャリティーへのご参画を是非お願いいたします。→お申込はこちら 
※すでにご寄付くださった方へは、動画などの送付を準備中です。少々お待ちください。

このイベントを通じて、Getnetもインスパイアされた様子。今後、継続的に学び合える方策、次の展開について非常にクリエイティブなアイディアを交わし、絶賛準備中です!
また近くご案内できるのを楽しみにしています。

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改めて、ご参加の皆さん、スタッフの皆さん、ありがとうございました!

p.s.ちなみに、「1通のメールから〜」とタイトルにしましたが、実際には、Rayに10数通にわたってメールしていたことが判明。「このメールアドレス違うのかな?」と思っていた矢先に、Rayの本の編集者から、 Rayの返信とともにメールをもらったそうです。
いずれにしても、凄いヤツだと改めて感動しました。

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