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よくある不倫騒動のネットニュースを見ながら、定食屋で考えたこと。

不倫がなぜ倫理に非ずなのかというと、そこには婚姻制度があるからで、婚姻制度がなぜ必要かというと、家族というメカニズムを守るためでしょう。
こういうのが、考察を深めるという思考法。

一方で、じゃあ婚姻制度が家族というメカニズムを守るために妥当なのか。などと、考察を広げる思考法というのもありまして、考察を深めたり広げたりしていくと、矛盾が生じたり、堂々巡りになったり、しまいには、わけがわからなくなって、めんどくさくなり「まあ、どうでもいいか」となるわけです。

この世のあらゆる物事の存在理由や必要性を突き詰めていくと疑問は尽きませんし、いちいち考えていたらめんどうなので、偉い人や賢い人が「これはこう!」と言い切ったのをよしとして、考察をある程度で止める。これも社会というビミョーなフィールドの中で生き抜くためには必要だとは思われます。

しかし、時には、偉い人や賢い人が断言した物事であっても、個人的には相容れることができない見解というのもあり、特に自分が感覚的に把握した物事については「他人がとやかく言おう」とも譲れない。これが良くも悪くも「こだわり」というモノなのでしょう。

その「こだわり」を美意識として、尊重するのはよしとするけど、あからさまに主張されると、ちょっと引く。結局ある種の思考停止の産物だしね。

今日は、前々から目をつけていた定食屋に勇気を出して入ってみたらメニューに。
「シェフのこだわりの一皿」というのがあって、それだけでも、ウッ!っとなったし、一皿と書いてあるのに、ハンバーグとメンチカツとコロッケと三種選択で、定食屋なのにシェフって?!とツッコミどころが多くて、色々考えさせられた。

一応ハンバーグを食べたんだけど、こだわりの部分がよくわからんかったが、フツーに美味しかったし肉の万世より安かったからよしとしよう。

まあでも、定食屋のオヤジはメニューのキャッチコピーにもうちょいこだわった方が良いし、僕は摂取カロリーにもうちょいこだわった方が良いな。ご飯をおかわりしてしまった。

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