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Twitterの中にいるカオナシどもの件

先月からTwitterを、あるよこしまな目的で運用はじめた。よこしまと言っても、情報商材売りたいとか、ヤクの運び屋を集めたいとか、そういう反社会的な内容ではなく「イケメンと散歩」というサービスの販売。
僕は単なるオッサンだから、自分自身に商品価値があるのかというと、それはビミョーなので(ゼロとは言いたくないw)立ち位置的には「そういうサービスがありますよ」という提案者になるだろね。

さて、Twitterも一般社会の延長線上にあり、一般的な節度を持って人間関係を築き、それから商行為に臨むべきなのだけど、ネットワーク上ということで、フツーのならば当たり前にやっている事をついつい端折る人が多い。まず、第一に必要なのは、

「幽霊から人間になる」

ことだ。Twitterをはじめる際には、友人など、自分を既に人間として認識している、リアル世界の繋がりを巻き込む事も多いので、忘れがちになるのだけど、多くのTwitterユーザーにとって、Twitter上にポッと現れた存在は幽霊みたいなものでしかない。

幽霊からいきなり声をかけられても恐怖しかないでしょ。だから、自分が何に関心があって、どういう考え方で、どういう生活をしているのか、ささいな事で良いから、Tweetすることで、自分を実体のある人間のかたちにしなくてはならない。
つまり文字と画像などを使って、バーチャルなりに血肉を通わせ、身なりを整える作業が必要なのだ。
幽霊のままに、モノ売りをしてる人もTwitter上でよく見かけるが、僕は気味悪くて近寄らないなぁ。

幽霊が実体を伴うには、多少の時間がかかる。色んなユーザーを見てみたけど、体感として、分かりやすい60〜80文字のTweetが60程あれば、なんとなく人となりが分かる気がする。なので、1日2Tweetとしても、人間になるまで1ヶ月程度の時間はかかると考えられる。
写真が有利なのは、文字以上の情報量があるからだ。あとプロフィールは簡潔が良い。プロフは自己申告だから盛り易い、とマトモなユーザーは考えるし、Tweetという生の情報からイメージを作るのが基本だ。
もちろん幽霊でも、商材のwebサイトをプロフに載っけとけば、関心がある人は見るから、それくらいはやった方が良いかな。

また、他人にいいね、を積極的に打つことで「なんかいるなぁ」と存在感が生じるので、そうすることで、自身の実体化を促進できる。Tweetと他者へのいいねは並行して行うと良いだろう。

次の段階は、人間関係の構築で、リプライから始まる。とはいえ闇雲にリプるのは良くない。相手を選んで、人となりも把握しつつ、継続的にリプっていくのが、関係を作る上で重要だ。
気になるTweetがあればフォローして、必要ならばシークレットリストに入れて、一定期間追っかけた方が良い。もちろん、相性の合いそうなユーザーとタイムラインで出会うためには、ある程度フォロー数は必要だ。
それから、リプこそ、その人の人間性が現れる場所で、それを見るのはリプを向けた人間だけではないから、ものすごく考えた方が良い。

と、まあ、ここまでがSNSでモノを売るための準備。有名人は、他のメディアを通じて、Twitter上に現れた瞬間から実体が出来上がっているから楽でいいよね。こんなことをする必要はない。

それにしても、いきなり送られてくる知らん人からのコピペDM。送信者のアイコンが千と千尋の神隠しに出てくるカオナシにみえる。まあ、数撃ちゃ当たる方式というやり方もあるんだけど、SNSでマトモなモノを売る方法としてはビミョーかな。
それでも僕は「ありがとう、今は間に合ってます」と返事はする。自分も大昔カオナシみたいな時もあったろうしね。

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