
侍エンジニア塾、無料オンラインセミナー 「コロナ禍におけるフリーランスエンジニアの生き抜き方」セミナーレポート
こんにちは。侍エンジニア塾の広報担当です。
無料オンラインセミナー「コロナ禍におけるフリーランスエンジニアの生き抜き方」を5月23日、6月6日、6月20日の3日程で開催しました。
当日参加いただけなかった方にもセミナー内容をお伝えできるように、セミナーレポートをまとめましたので是非ご覧ください。
■コロナ禍におけるフリーランスエンジニアとしての生き抜き方」
本セミナーは、実際にフリーランスエンジニアとして活躍する3名をゲストとして、「コロナにより実際働き方に変化はあったのか?」「フリーランスエンジニアを目指す上で必要なことは?」などをお伝えする無料オンラインセミナーを開催として開催しました。
■登壇者プロフィール
侍エンジニア塾インストラクター:川角智美さん
ヘルプ・サポート等、縁の下の⼒持ちのような役割が好きで、秘書科のある短期⼤学へ進学。
情報処理の専攻を通してプログラム開発に興味を持ち、作り上げたものが⼈を助け、⼈の⼒になることに魅⼒を感じ、システムエンジニアの道へ。
2019年6月、WEBシステム・サービス開発、お客様の業務支援を行う会社を起業。
現在もフルスタックエンジニアとして各種プロジェクトに参画中。
侍エンジニア塾インストラクター:金田茂樹さん
音楽大学卒業後、15年間 高校の音楽教師として勤務。
40才の時からIT、WEB系の企業に勤務。
livedoor(スーパーバイザー)
楽天株式会社(ディレクター)
アスキーソリューションズ(PM)
などを経験。
50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。59才の定年前を前にしてフリーランスとして独立して現在2年目。
侍エンジニア塾卒業生:北村翔平さん
5年勤めた銀行を辞めてWEB系フリーランスとして独立後、侍エンジニア塾に入塾。
未経験から4ヶ月で案件受注額55万。現在はWebエンジニアとして活動中。
プログラミング開始1年で月商120万円を達成。Twitterフォロワー数11,000人超。
月間2.5万人に読まれる当ブログ《きたらいふ》を運営。
■フリーランスエンジニア3名のコロナ影響は?
司会:まず川角さんに伺います。コロナにより案件の影響はありましたか?
川角さん:
パートナーからいただいている案件で、春に予定していたもの先延ばしになったり、元々引き受け予定だったサイト制作のものが白紙になるなど、2つ案件が頓挫しました。
コロナにより、報酬・収入に影響がでてきているため、これまで以上に案件を獲得するための営業活動を今まで以上に力を入れていました。
また、学校が休みになり子供が家で過ごすようになったことで、「今まで通り案件を受けることがが難しくなりました。そのため、案件によっては、お断りしたり、学校が再開するまで待っていただくなど、働き方の部分でもコロナの影響が出てきています。
司会:案件獲得に力を入れたというのは、具体的にはどのようなことですか?
川角さん:
媒体はもちろん使っていますが、今までの横の繋がり、縦の繋がりとして、友人・同僚・先輩・後輩・経営者との繋がりをフル活用し、片っ端から「なにかお手伝いできることはないですか?」と連絡しました。
フリーランスでやっていく場合、知人との繋がりが非常に重要になると思います。「久しぶり!」という連絡から始まったことが、大きく化けて、楽しくワクワクする経験に繋がることがあるので、これまでの繋がり大切にしています。
司会:続いて金田さんに伺います。コロナにより案件の影響はありましたか?
金田さん:
サイト制作などのロンチがコロナ影響で遅れてしまっているなど出てきていますが、コロナによって世の中の人が気がついた新しいことについて、色々と相談も増えていて、チャンスと捉えています。
司会:北村さんは、コロナにより案件の影響はありましたか?
北村さん:
コロナによりお仕事は減っています。5月から新しい企業で働く予定でしたが、白紙になってしまいました。次を探していますが、なかなか決まり辛い状況だと思います。
また、コロナにより求人が少なくなっており、企業が人件費を抑えている印象です。そのためスキルがあるベテランでも単価を落としてまで仕事を探しており、落ち着くまで大変な状況だと思います。
司会:周りのエンジニアも同じような状況でしょうか?
北村さん:
周りのエンジニアも4月、5月の案件がなくなってしまい、給付金をもらったりしているみたいです。また、時間を活用し、プログラミング学習をひたすらしている人もいます。
司会:このような状況を乗り越える為の準備と工夫はありますか?
北村さん:
常に勉強だと思います。私は、技術もまだまだなので引き続き学習しつつ動いています。基本、エンジニアは常に勉強という姿勢で、その姿勢は1年後も2年後も変わらないと思います。
■フリーランスエンジニアとして活躍できる人は?
司会:続いて、フリーランスとして活躍できる人について伺っていきます。川角さんはどのような方だと思われますか?
川角さん:
フリーランスは自分で仕事を取っていかないと行けないので、営業力が一番重要だと思います。
営業することをついつい恥ずかしいと思ってしまう方もいると思いますが、どんどん自分を出していって、色々な人と繋がりを作っていくことが大事だと思います。
誰かが困った時、ものづくりをする時など、何かを考えたときに自分を思い出してもらえる存在になれるかが大切だと思います。そのため、フリーランスで活躍できる人は「自分を思い出してもらえるように周りと関わっていける人」だと思います。
正社員と違ってフリーランスは自由なところが良いところだが、コロナのように状況に左右されることも多く、ネガティブなところも多いので、そういったところを楽しめる人が向いていると思います。
司会:フリーランスとしてのスキル面をはじめやっておいた方が良いことはありますか?
川角さん:
自分のやってきたことに自信を持つことだと思います。自分がやってきたことに自信をもって、自分を褒めてあげること。自信のなさが、案件獲得の面談や相談場面で出てしまうことがあると思います。フリーランスを目指す人は、あまり卑屈にならず、もっと自信をもつことが大切だと思います。
司会:ありがとうございます。金田さんはいかがでしょうか?
金田さん:
まず第一にメンタルだと思います。フリーランスは圧倒的に自由なので、自分を律することができないといけないと思います。例えば、朝6時にカーテンを開けて起きる、7時には朝食を食べる、8時には洗濯を終え、9時には仕事のメールを返しているなど、自分を律して働ける人が向いていると思います。
また第2にわくわくすることだと思います。新しい武器を手に入れたらとにかく使ってみたいと思う人。プログラミングスキルを手に入れたら、見せたくてしょうがない、承認欲求が強い人、人に言いたがりな人が向いていると思います。
司会:ありがとうございます。北村さんはいかがでしょうか?
北村さん:
フリーランスは自由なので自分で目標を立てて、目標を達成する為に努力が出来る人ではないと難しいと思います。
また、フリーランスでもフルリモートで働く人と会社に通勤して会社員と同じように働く人と2種類いらっしゃいます。特にフルリモートで働きたい人は、自己管理をしっかりする。自分を律する事ができる人が向いていると思います。
司会:北村さんご自身はフリーランスエンジニアになって感じたメリットデメリットはありますか?
北村さん:
スキル次第ですが、今コロナの影響で減ってはいるが仕事には困らないと思います。
初心者や未経験者となると話は違ってきますが、中堅者のスキルがあれば今後もエンジニアは仕事には困らないと思います。
司会:具体的に何ができたら中堅者と呼べますか?
実務経験がかなり重要だと思います。実務経験があるかないかで学歴を見られているような感覚です。まずは知り合いの方から少しでも経験をして、そこから新規の案件を取っていくと良いと思います。
どのようなフリーランスを目指すのかにもよりますががフルリモートで働きたい人は実務経験があった方が良いと思います。特にバックエンドのエンジニアなど開発をしたいエンジニアは、企業で働いてノウハウを得ないと厳しい印象です。
実務経験があり、ある程度自信がつけば中堅者と言えると思います。
司会:目指すフリーランス像ごとで求められている事はあるでしょうか?
企業で働くときは即戦力だと思います。人手が足りない時に入るため、スキルが求められと思います。
フルリモートで受託で、サイト制作などをしたい場合は営業力、コミュニケーション能力が一番大事だと思います。
司会:ありがとうございました。コロナによりフリーランスエンジニアのお仕事にも少なからず影響が出ているようですが、そこをどう楽しめるか?先を見据えて学習しているか?営業をしているか?が重要になっていきそうですね。
川角さん、金田さん、北村さんありがとうございました。
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