イシューからはじめる働き方のすゝめ

スタートアップは、5年、10年かかることを1年でやってのけるプロジェクトです。だからこそ、仮説を持って働くことの重要性は非常に大きいと感じています。

しかし、多くの人と話す中で、仮説ファーストな人とそうでない人は、1:9だと感じていまして、改めて言語化してみることにしました。

行動量で戦うこともときには大事ですが、それだけでは世界を変えることはできないと思っています。

「3年後に100億円の企業を作る」
「売上を昨対比3倍にする」
「カスタマーサクセスの型を作る」
「新サービスを企画する」
「組織開発によって、経営成果を最大化する」

・・・などなど、会社には、大なり小なり様々なミッションが存在していると思いますが、みなさんは、ミッションを与えられた後に、最初にやることは何でしょうか?

僕なりの仕事の仕方を、採用系のSaaSにありそうな「カスタマーサクセスの型を作る」といったテーマで荒くまとめてみます。みなさんの働き方Tipsがあったらぜひ教えて下さい!

仕事力は、5段階に区分できると考えています。

Step1:目標明確化力

ミッションがふってきた後は、とりあえず目の前に転がっているタスクをどんどんやっていきたくなると思います。営業であればテレアポをたくさんしたり、セールスフォースの商談履歴をくまなく分析したりなどです。ですが、まずやるべきは目標の定義を具体化することです。

(例)「カスタマーサクセスの型を作る」というミッションを明確化

お客様のサクセスの定義とは?
> 10人の採用がサービス利用開始から12ヶ月できること

問い:型ができている状態の定義とは?
> 2ヶ月のオンボーディングを行えば、新入社員でも実践し上記のサクセス基準を達成できるものであること。
> 営業が型を伝えることで受注率が20%で価値を感じてもらえるものであること。

Step2:課題仮説構築力

目標を明確化したら、その目標を達成するにおいての現状の課題仮説を立ててみます。ここも細々と分析はせずに、ざっと自分の頭で仮説を作りきってみます。

(1)目標と現状のギャップ把握
現状のサクセスの比率は? = 40%
理想のサクセスの比率は? = 80%
ギャップ = 40%
(2)課題仮説を立ててみる
問い:サクセスできていない企業の理由とは?

# 課題仮説1
候補者と接点数は十分なものの採用したい候補者と接点が持てていないのでは? 
→ 採用したいタレント数/接点数 = 10%未満なのではないだろうか?

# 課題仮説2
候補者との接点を持てた後に採用にまでつなげる事ができていないのでは?→ 採用決定数/採用したいタレント数 = 10%未満なのではないだろうか?

根拠の確認においては、正確性や精緻さよりも概ね仮説が正しいということがわかれば十分です。ここに、時間をかけすぎてしまう人も多い印象です。

(3)根拠の確認
# 課題仮説1の検証:採用したいタレント数/接点数 = 10%未満なのではないだろうか?
→ 分子の数字を取れていなかったが、顧客ヒアリングの結果、5社中4社において概ね正しいとわかった。
→ 新たに「そもそも採用したいタレントかどうかも知れていない」という課題を発見した。

# 課題仮説2:採用したいタレント数/接点数 = 10%未満なのではないだろうか?
→ 概ね正しいとわかった。

Step3:解決仮説構築力

上がった課題仮説を、自分だったらどう解決するだろうか?作成した課題仮説に対して、解決仮説を一気に作ってみます。上手く行っている会社の取り組みや分析を一つ一つする前に、まずは、一気に作ってみるのがコツです。

# 解決仮説1
問い:
どのようにすれば、採用したい候補者と十分な接点数が持てるようになるだろうか?

解決仮説:
・優秀なタレントとつながっている可能性の高い社員を絞り込む
・優秀なタレントをリストアップしてもらい、後からどう声をかけるかを考えるフローにする
# 解決仮説2
問い:
どのようにすれば、候補者との接点を持てた後に採用にまでつなげる事ができるだろうか?
解決仮説:
・会社の魅力づけ資料を作る
・惹きつけ力の高い社員との会食の場を必ず設けるフローにする
# 解決仮説3
問い:
どのようにすれば、タレントが採用したいタレントかどうかを知れるようになるだろうか?
解決仮説:
・接点を持ったタレントに対しては、必ず採用したいか否かをジャッジするプロセスを作る

Step4:ロードマップ構築力

ここまで、作れればプロジェクトの難易度がぐっと下がります。先に立てた解決仮説を実行するために、何から順番に手を付けるかを組み立てて、行動計画を作ります。

※ ここまで作れたら、ミッションをもらった上司にレビューをしてもらおう。

Step5:実行力

ここがみんな大好き実行フェーズ。実行の中で、仮説が違ったものがあれば、ピボットしていきます。すでに仮説と、行動のロードマップが作成されているので意図と違うことがあれば、すぐに発見できます。

まとめ

多くの人は、Step5にすべての力をかけて、Step1~4を飛ばしていることが多くあると感じています。結果として、期待されていないミッションに走ってしまったり、多くの回り道をしてしまうことになります。

まずは、Step1~Step4を、1〜3日で作りきってみて、上長に相談して確認することをやるのも試してみてほしいです。

マネージャがStep5のみを実行してしまう場合、本人はもちろん、メンバーも巻き込まれてしまうため、このスキルは役職と比例してつけなければいけない重要なスキルだと考えています。

より多くの人が、適切な目標を設定して、正しく行動して、達成することで、歓びイキイキと働けるようになってほしいと思っています。

イシューからはじめる人と、一緒に働くのって楽しいですよね。そんな人と、世直しするような仕事をしたいと思いnote書いてみました。みなさんの働き方Tipsがあったらぜひ教えて下さい

※ 参考インプット
イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」
Make Time: How to Focus on What Matters Every Day
エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする
半日で企業の戦略を考える“外資系コンサル”から学んだ、仕事のスピードを圧倒的に上げる方法

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
29
リフカムのCEOです。ミッションは、#採用を仲間集めに。リファラル採用を活性化する「Refcome」にて850社、1万人の仲間集めを行う。累計5億円以上の資金調達実施。2018年、日本で唯一のHR部門にてForbes「アジアを代表する30才未満の30人」に選出。

こちらでもピックアップされています

Refcome清水の成長日記
Refcome清水の成長日記
  • 12本

リフカムCEOの公式ブログです。

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。