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【読書】金持ち脳と貧乏脳 茂木健一郎 著

始めに。

 おばんでございます。サムカフェオーナーのオサムです。

これでお金に関する書籍の紹介は5冊目になりました。

少しづつではありますが「お金」の大枠が把握できてきているように感じます。(個人的な見解ですが)

次はこの知識をベースに「行動」に移していくフェーズに入っていこうと思います。学びと行動は同時進行で。

読書って人生を豊かにしてくれますね。

今回はタイトルの書籍を読みましたのでアウトプットしておきます

(僕の少ない語彙力では、科学的な要素が多く、うまく表現しきれないかもしれないです)

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 お金は脳が稼いでいる。金持ちは、脳の使い方がまったく違う!脳科学の視点から見た、人間が性として持っている、驚くべき脳とお金の深い関係性について解説。(「BOOK」データベースより)

著者について

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茂木/健一郎
1962年東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。脳科学者。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職はソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別研究教授。専門は脳科学、認知科学であり、「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) (Amazonより)

 言わずと知れた「脳科学」の分野を世に知らしめた立役者。現在も様々なメディアで活躍し、出版している本は数えきれない程。

僕も昔から著者が好きで、本書以外でも数冊持っている。著者のおもしろさは何と言っても「脳科学」の分野から様々な事を説明している点。本書でも科学的な根拠を元に解説しているのでとても説得力がある。

本書の構成

本書は7章で構成されている

第一章 誰も知らなかった脳とお金のただならぬ関係
第二章 人間の経済活動は、脳がすべて支配している
第三章 景気は脳に左右される
第四章 お金を生み出す人間関係の作り方
第五章 お金持ちは皆、脳の使い方が上手な人である
第六章 実践! お金持ちになる脳の使い方
最終章 脳内イノベーションでお金を生み出す秘訣

各章で解説されている事柄を、脳科学の視点から著者なりの意見を述べている。更には、科学的根拠や実験データーを元に裏付けをしているのでとても説得力があった。

内容の紹介

僕が興味があった部分だけをいくつかご紹介します。

1.金持ち脳と貧乏脳の決定的な違い

【金持ち脳の特徴】
・人間関係が幅広い
・自己投資にお金を惜しまない
・好奇心が旺盛である。
・誰に対しても自分の知らない事を素直に質問できる
・人の話を聞いて即行動に移すことが出来る
・人の良い部分をすぐに真似することが得意
・偏見が少ない
・判断基準として、「まず何でもやってみる」と言う考え方を持っている。
・夢や目標がはっきりしている
・朝方で健康に気を配り身体を大事にしている

【貧乏脳の特徴】
・いざと言うときに頼れる友人・知人が少ない
・他人の意見や行動にながされやすい
・与えることより、もらうことばかり考えている
・常に受け身で被害妄想に駆られてしまう
・「でも」「だって」「どうせ」が口癖
・気がつくと愚痴をこぼしている
・嫌な事は常に先延ばししてしまう
・目先の利益だけをつい追いかけてしまう
・夢や目標を掲げるのが苦手
・不健康で身体のケアをあまり気にしない

 さて、あなたは該当する箇所はどっちが多かっただろうか?
ちなみに僕は・・・・・・。(笑)


2.貧乏脳は何よりも先に自己欲求を満たすことで満足してしまう。

多くのビジネスパーソンは、何らかのかたちで会社などの組織に入って働くことになります。
 そして、ほとんどの人は数年で、社会人なりたての頃の野心的な意識を徐々に忘れ去ってしまい、従順なサラリーマンに変貌していってしまいます。
貧乏脳は、何よりも先に自己欲求を満たすことで満足してしまう脳です。「自分はこれで満足だ」あるいは「普通が一番」などといったサラリーマン生活が徐々に心地よくなるという「麻酔」のような感覚に眠ってしまうのか、それとも、これまでの経験と価値観を持って、新たなチャレンジを考える事が出来るかが、お金持ちになるための最初のターニングポイントであると言えます。(27p)

確かに、この言葉を自分に置き換えてみると「今が一番幸せだ」と自分の力の無さを正当化してしまっているクセがあると反省する。今の幸せを探すことはもちろん大切だ。しかし、今の生活を「守り」に入っているというこは、もはや衰退でしかない生活ではないか?と自分に問いかけてみる。そうするとおのずと、筆者が言わんとしている事が少し理解できる気がする。


3.振り子発想

 これは、両面思考とも呼ばれているユダヤ系の発想の特徴で、片方の側面から考えを出発させたなら、その考えを逆の側面に振ってみるというものです。
 つまり、反対側の視点をフィルターにして別の角度から問題を見つめなおすのです。そして、やがて元の側面に戻ります。これを幾度となく反復するのです。すると、思考がより深みを増していくという事になるのです。(94p)

 ユダヤ人の多くは自分を客観視する思考法を身につけているという。人間誰でも調子がいい時は自分を客観的に見る事をせずに、勢いや勘を頼りに物事を進めていく。しかし、往々にそういった場合は「調子に乗りすぎる」という事が発生する。こうやって自分を「今の考え方、と客観的に見た考え方」の両面を持っている事は、自分にとって成長の道を進むうえでは欠かせない思考法なんだろうと感じる。

 他にも脳科学の視点から様々な事が語られており、そのどれもが科学的な裏付けがあり、説得力のある言葉ばかりだった。


終わりに。

 ただ、これまで読んできた本とは違う点を挙げるとすれば、確かに本書は大きくカテゴリーを分ければ「お金」に該当するだろう。しかしながら「お金」だけをテーマにした本ではないなぁ~という印象があった。おそらくそれは著者の知見の広さを表しているのかもしれないとも感じる。

「お金持ちはこういう考え方をしているんだよ、それは科学的にはこういう裏付けがあるんだよ」というメッセージが込められているような気がした


へばね~。

 


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