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“教育とビジネスとアート思考”参加記録

世の中が三密を避けるようにと、普段から良く参加していたイベントもオンラインで開催されるため、現地に赴かなくても様々なインプットを得ることができています。(逆に参加したいものが多くて困るくらい)

今回はずっと読んでみたいと思っていた、「13歳からのアート思考」の著者でもある、末永幸歩さんも登壇されると聞いて参加した記録として、特に印象に残った部分をまとめます。
https://artthinkingartthinking.peatix.com/?lang=ja

教育×アート思考(末永幸歩さん)

アートという植物という話があり、アートと言えば作品ばかりに目がいきがちだが、それは表現の花である。
①興味のタネ:内発的な興味、好奇心、疑問
②探究の根:目に見えない探究の過程
③表現の花:アート作品

この①、②がアート思考であり、自分なりのモノの見方、自分だけの答えをつくるでき、中高生に向けた授業として、このプロセスをアートを用いて体験してもらっているとのこと。

途中のコメントでも、こんな授業受けたいという声が多数ありました。

ビジネス×アート思考(若宮和男さん)

現代は工場型(同じが価値、違いは悪)からアート型(違いが価値、同じは悪)へのパラダイムシフトが起きている。

自分と他分。「ママだから○○しなきゃ」という、本来的には自分には関係ない他分的な殻。これを破って自分のいびつさを見つける。という話に共感。メンバにも自身のPURPOSEは何か?という話をしていても、どうしても組織における目指すべき姿になってしまうのはこういうことなのかと言語化されすっきりしました。

クロストーク

○アートは課題解決の手段ではない
役に立つかは問題ではなく、生み出すプロセスであり、自己の探究が先にあって、結果的に役に立ったり、後から価値がついてくる。

○根を伸ばすための水やり
タネから根を伸ばすための活動は地下世界であり、誰からも評価されない期間であるため、自分の指針を持ち全体像を見える状態にすることが大事、隣の花を見て比べることで枯れないようにする。

○アート思考の授業の評価をどうしているか?
花よりも根に比重を置いた評価をしている。ジャーナルをつけてもらうことで、制作途中の記録をつけてもらっており、思考の経路も評価に含めている。当然、技能も評価の項目であり、ここも生徒の探究を大事にしている。

末永さん、若宮さんの話はとても共感する部分が多く、また自身がうまく言語化できていなかった事を、構造化して再認識することができました。来週はアート思考の体験会にも参加しますので、何か新たな気づきがあれば、記録を残したいと思います。


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