見出し画像

土門拳の古寺巡礼 東京都写真美術館へ

現在恵比寿ガーデンプレイスで開催している「土門拳の古寺巡礼展」へ行ってきました。

私は写真なんてスマホやiPadでしか撮らない、全くの素人で。
土門拳氏の写真集は人から頂いたものもあり、なんとなくパラパラめくって素敵、と思っていた程度だったのですが。

この日、たまたま銀座へ行く用があり、時間が少し空いたので同じ日比谷線沿線で美術館・博物館系で面白そうなものはないかな、と検索し此方に辿り着きました。

写真展の為に足を運ぶ、というのは私にとって初めての事かもしれません。
前回「飛び猫展」へ行ったのは、元々猫の消印が欲しかった、という理由からでしたし。

結果から言うと…
この日、東京都写真美術館へ行って大正解でした❣️

当たり前ですが、撮る人によってこうも違うのか、としみじみ痛感。
現代の方がもちろん機材の質が格段に良いのでしょうが、視点がそもそも違うのでしょうね。

私は奈良のお寺には10年続けて毎年GWに行っていた時もあり、今回写真展で披露されているお寺にはかなり行っているのですが。

仏像、こんな表情に撮れるんだ…

と驚きと感動の連続でした。

東京都写真美術館HPより


東京都写真美術館HPより


東京都写真美術館HPより
東京都写真美術館HPより


東京都写真美術館HPより


以前見た時に厳しい感じに見えた四天王も、なんだかとても人間くさい表情に撮れているものがあり、びっくり。

氏は仏像のお召し物のヒダ部分である裳(も)について

筆による画線はどうしても有機的で生ぐさい。
雁金線は無機質で力強い。

「土門拳古寺巡礼展」パネルより

と仰っていて、なるほど…と。
今度仏像鑑賞する機会があったら是非注目して観てよう、とメモしてきました。

風景写真もありましたが、影が無い状態を撮る為に半日ずっとその場で待ち続けるエピソード等もパネルに書かれていて、苦労の程が窺えましたね。

私の中で土門拳と言えば室生寺だったのでしたが、意外にも氏の一番推していたのは神護寺でした。

神護寺には行った事がないので、是非今度関西方面へ行った際には行ってみたいと思いました。

この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?