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テクノロ爺のネタバラし!

マイクロソフトに勤めていた頃、一流企業の役員さんに面談の機会を頂きたいとアプローチをした時の秘伝を伝授いたしましょう。

4月の第4水曜日(今年は4/22)は、昔は「秘書の日」現在はAdministrative Professionals Day と呼ばれています。ボスが自分を日頃から支えてくれてありがとうとアシスタントに花やケーキを送ったり、時にはディナーに誘ったりという日なのですが..., 日頃お世話になっている企業のエクゼクティブの秘書さんに、数千円のハンカチセットをデパートで仕込み、箱に入れて秘書さんたちに送ります。メッセージとして、「いつもお世話になっている、xyz様はお忙しくて、秘書の日に日頃の感謝の気持ちを表現することも、プレゼントを用意することも失念されておられることと思います。失礼ながら、貴社のボス、XYZ様の代わりにAdministrative Professionals Dayのお祝いの品をお納めください。この先、マイクロソフトの古川も宜しくお願いします!」と申し添えて、贈り物をします。

マイクロソフトの社内ルールで、100ドル以上の贈答品は、社長でも解雇の対象になるので、予算はセーブしながら、添付送付するカードは、イラレでバッチリ時間をかけて準備をします。注意しなければいけないのは、エクゼクティブのアシストさんが4人とかいらっしゃる場合もあるので、そんな時は全員別々に、もしくは秘書部門に代表して送ります。私は、その費用を会社で精算したことは、一度もありませんが、効果は抜群で、面談のリクエストは優先してスケジュールに入れて頂けますし、「お手すきでしたら、お電話取り次いで頂けますか?」と伺うと、時には「会議中ですけれど、呼んできますね!」
なんて効用もあったりします。


マイクロソフトが、多くの企業に入り込んで提案を実現したり、協業が出来るキッカケになったのは、Administrative Professionals Dayをキッカケに次の1年間上手くやっていくという手法の積み上げだったのです!


テクノロ爺の、ネタばらしでした。

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