わたしの履歴書よ

ごぎげんよう、サマンサよ。


きょうは、これまでのわたしの人生について、少しお話させてちょうだいね。

わたしは、これまで色んなお仕事をしてきたわ。お仕事をしてない時期もあった。もしかしたら、してない時期の方が長いかもしれないわ(笑)

会社員の、サマンサよ


大学を卒業して、最初は東京の会社に就職したの。

22歳、若いでしょう?あのころのわたしは、自分のことを仕事ができる人間だと思っていたの。学生のころから、いずれ起業して自分の力だけでやってみたいと考えていたから余計にね。バリバリ仕事して、実績つくって、さっさとやめてやるって思ってたわ。まあ、さっさとやめるのだけは実現するの。


で、いざ働いてみたら、わたしまったく仕事ができなかったの(笑)

自分でもびっくりしちゃうくらい。上司に怒られない日はなかったわね。


そうやって怒られながら、なんで自分は失敗ばかりなんだろうって悩みながら働いたわ。5月の連休のころには、もうガタがきていたわね。どこにも行かずに、おうちでひとりマンガを読んでいたわ。


そうやって働いていたんだけど、あるとき「もうダメだ」って思ったの。

相変わらずお仕事ができない自分も嫌だったけど、お休みの日に疲れてなにもできない自分はもっと嫌だったの。だってこんな生活じゃあ、いつまで経っても幸せになれないもの。


そこからは早かったわ。会社をやめようと思った1週間後には転職先を決めて、8月末に退社よ。はじめての社会人生活は、半年も続かなかった。



次の仕事は、学生のときからやりたいと思っていた仕事でね、とっても楽しみにしていたわ。


でもとっても難しくてね。だってそうよね。わたし、社会人としてはほとんどなんの経験もなかったんだもの。結局そこも半年くらいしかもたなかったわ。


それでもいい経験だったのは間違いないわよ。やりたいと思っていた仕事を実際にやれて、やる前は分からなかった課題や構造に気づけたりもした。


ここでわたしは完全にフリーになったの。もう誰かの下で働くのはこりごりよ、って思ってたわ。



教育業の、サマンサよ


当時、23歳だったわたしは、自分で教育の仕事をはじめるの。

学生のころに少し経験があって、もっと極めたいと思っていたこと。前の仕事で見つけた課題を解決するのが教育だと思っていたこと。それが理由ね。


知り合いの学生を集めてセミナーを始めたの。
人の人生をよりよい方へ変化させる仕事は充実感があったし、評判もよかったと思うわ。


でもやっぱりそれだけじゃお金にならなくてね。

どうにかしようと思って、学生たちを企業に紹介することを思いついたの。当時はいいアイデアだと思っていたけど、いま思い返せば、このあたりからおかしくなっていったわね。


セミナーに来た学生を企業にして、紹介料をいただく。

がんばれば上手くいきそうだったけど、あるときから、どんどんやる気がなくなっていったの。

そしてある日、本当になにもできなくなった。


そもそもわたしが、会社という場所から逃げ出したくて起業した人間だったから、学生に会社を紹介するのがつらかったのかもしれないわね。


まあ、あとから理由なんていくらでもつけられるのよ。

ここでわたしが話したいのは、そんな細かいことじゃなくて、もっとなにか、大きなものの話。


つらいときこそ、自分を大事にするの


わたし、自分ではやりたい、やらなきゃと思っているのに、突然なにもできなくなる状態になることがよくあるの。うつ病の症状みたいなやつね。


わたしはこの現象を、

「この道の先に、おまえの幸せはない」って見えない誰かが止めてくれてる。そんな風に思っているの。


で、そうやって止まっているうちに、自分の気持ちを色々と整理できるようになるのよね。そうやってがんばってるうちには気がつかなかった自分の変化に向き合うの。そうすると、新しい、昔のわたしじゃなくて、いまのわたしがやりたいことが見つかるのよね。


そういう時間をわたし、とても大事にしているの。やっぱり自分の好きなことは自分しか分からないし、やりたい仕事も人からもらえるものでもないしね。


だからいまでは、急にやる気出なくなったりしたら、

(例のヤツね)

って思って、潔くお休みすることにしているの。もちろん色んな人に迷惑をかけるわ。できるだけかけたくないと思っているのだけど、いまだにかけてしまうわ。これに関しては、いつかお返しするしかないと思ってる。あとは、わたしが他人になにをされても許すことね。


家事手伝いの、サマンサよ

ごめんなさい。話がそれてしまったわね。

教育の仕事を失敗して働けなくなったわたしは、実家に戻ることにしたの。無職、ニート生活ね。
「働きたくなーい。ニートになりたーい」って言ってる社会人は、一度本当になってみたらいいわ。あれはあれでつらいものがあるのよ。

あまりにつらいものだからアルバイトを始めたわ。

なんでもない日々だったわね。

バイトして、お給料でゲームやマンガを買って。美味しいものを食べにいって。そういえば、スキル「ヒトリヤキニク」はこの時代に習得したわね。

このころ、将来のことはなんにも考えてなかったの。本当に、なんにもよ。考える元気もなかったし、考えたくもなかったわね。

そうやってニートとフリーターで1年近く過ごしたころね。

いま一緒にお仕事してるKさんから連絡があったのよね。Kさんとわたしはいわゆる起業家仲間だったの。出会ってすぐに意気投合したわね。あのシンクロ率は、ちょっとないんじゃないかしら。

そうやってKさんと近況をおしゃべりしたの。わたし、死んだと思われていたわね。

そうやって長い時間おしゃべりして、ふとKさんが言ったの。

「サマンサは、いまのままでいいの?」
って。

「いいわけないじゃない!!!」

ものすごいおっきな声が出たわ。わたし驚いちゃった。

自分で言って、自分で気づいたの。

やっぱそうよね。わたしの人生、これでいいわけないわよね。

どうするか、なにも分かっていなかったけど、そうしてわたしは、もう一度チャレンジすることを決めたの。

ライターの、サマンサよ


新しいわたしはね、ライターさんになってみることにしたの。

もともと、こうやって文章を書くのが好きだったのよ。思春期のころから今までずっと日記を書いているわ。

久しぶりにしたお仕事は、もうとっても楽しくてね。

(やっぱり、わたしの人生、こうでなくっちゃね!)

って感動してたわ。

なんの実績もなかったのに、色んなお仕事をいただけてね。それにどのお仕事もクライアントの方が素敵な人ばかりで。ありがたかったわ。

自分の好きなこと、得意なことを活かせて、素敵なクライアントのためにがんばる。

それが本当のお仕事だと、わたしは考えているの。

自分が苦手なことを、人に怒られながら、どこの誰か知らない人のために働く。

そんなのお仕事じゃないわ。罰よ。

でも、きっとそんなふうに働いている人がほとんどよね。

そんな生活をしていたら、自分が生きてる意味なんて分からなくなって、当然よね。

でもそれは、とっても、とっても悲しいこと。だってせっかく色んな幸せを味わうために、がんばって生まれてきたのにね。

わたし、こういう話を聞くと、ものすごく心が苦しくなるの。いつかなんとかしたいってずっと思ってる。みんなが幸せに働ける社会にしたい。わたしの、大きな夢よ。


ライターとしてのわたしは、そうやって楽しく働いていたんだけれど、また例のアレが来てね。

書かないといけない原稿があるのに、ぜんぜん書けなくなってしまったの。もうキーボードで文字を打つだけで心がつらいの。人間って不思議よね。

そうしてわたしは、あんなに好きだったライターのお仕事をやめて、新しい自分に出会えるのを待つことにしたの。

事業開発をする、サマンサよ

そうやってぼーっとしたり、遊んだり、人に迷惑をかけたりしながら過ごしているときに出会ったのがブックポートなの。

Kさんから、あるときこんなメールが送られてきてね。

いろいろ話をして、メールがきた10日後にはKさんのいる大阪にきて、お仕事をしていたわ。

わたしの人生、休んでるときもある分、動くときはものすごくはやいの。もう慣れたわ。というか、これぐらいじゃないと物足りないくらいね。

この続きは、またいろいろ書いていくわね。

だって、これがわたしの人生だから

ここまでが、わたしの履歴書。

ひどいわよね(笑)2回もニートしてるわ。

わたしだって、さすがに落ち着かないと、って思ってるわよ。そろそろいいトシだしね。

挑戦をして、人を巻き込んでは、放り出しての
繰り返し。たくさんの人の気持ちを傷つけてきたわ。

もう、わたしが新しいことに挑戦するって言っても、誰も応援してくれないかもしれない。

悲しいけど、仕方ないわね。だって、全部わたしがやってきたことだから。

でもね、お友だちが応援してくれないからって、お仕事をやめるわたしじゃないの。

(かわいくないわよね。だからモテないのよ。言われなくても分かってるわ)

わたしがいまの事業の価値を信じられる限り、ユーザーのみんなが期待してくれている限り、わたしはお仕事をし続けるの。だって、これがわたしの人生だから。

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就職してすぐやめて、起業して失敗してニート。また起業してやめて引きこもる。最近また事業開発中。落ち着かない&懲りない人ね。平成3年生まれよ。

コメント2件

人のドラマに触れるのはいいものですね。ペンギンさんやサマンサさんにならば是非とも僕の作品を託したい。BOOKPORTを盛り上げていきたい。そう思いました。どん底に落ちた人間にしか分からない事だって必ずある。僕だってそうでしたから。微力ながら応援しています。
人を大きくしてくれるのは上手くいった体験だけど、深くしてくれるのはつらい体験だと思うわね。ウツロくんがしてきた経験でしか書けない感動が必ずあります。今から楽しみです!!
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