だからね、わたしは小説を守りたいって思ったの

はじめまして、サマンサよ。

わたしはいま、ブックポートという小説投稿サイトの開発に携わっているの。

本当に開発なので利益はないし、企業の新規事業部でもないから報酬もないの。タダ働きよ(笑)

なのにどうして働くの?というと、わたしも少なからず、小説に救われてきた人生だからなの。

昔のわたしの話よ


わたし、昔からカラダは大きいのに、心はちょっぴり繊細でね。

(わたしはなんで生まれてきたんだろう?)

とか

(こんなわたしの人生に意味はあるのかしら?)

なんて、思春期のころには思い悩んだりしたわ。

これを読んでくれてる人にも、そんな経験があるかもしれないわね。


そうやって悩んでいたんだけれど、親には相談できなくて。

仲の良いお友だちはたくさんいたけれど、お友だちのあいだではわたし、明るいひょうきん者で通っていたから、なかなか言い出せなくてね。ひとりで抱えるしかなかったわ。

いまでは単なる思い出話だけれど、当時はやっぱりつらくてね。

(いっそ死んでしまった方が楽かしら)

そんなことを思ってしまう瞬間もあったくらい。


そういうときに、いつも自分を元気づけてた言葉が、

「ハリーポッターが完結するまでは死ねない!」

だったの。

わたしは大丈夫。そう思えたら、幸せね


本は好きでね、よく読んでいたわ。

お友だちとテレビゲームをしたり、おしゃべりするのも楽しかったけど、ひとりで本を読んでいるのも同じくらい楽しかったの。それぐらいわたしを本好きにしてくれたのが、やっぱりハリーポッター。

ハリーポッターの第1巻が日本で話題になりだしたころ、わたしはまだ8歳でね。寝る前に母が読み聞かせをしてくれたの。母はとっても愉快な人で、登場人物ごとに声を変えて演じてくれたりして。わたしと1つ下の妹は、それがとってもおかしくて、2人で毛布にくるまりながら笑ったわ。

少し大きくなってからは自分で読むようになったの。第4巻が出るころには読むスピードも早くなって、母と取り合いをしながら3日で読んでしまったわ。

思い悩んでいた15、6歳のころは6巻が出たころくらいかしら。だから完結するまでは、と思っていたのね。

最終巻の7巻は、高校2年生のころに出たの。

そのころには自分の悩み、本当の自分を打ち明けられる相手もできていてね。7巻を読み終わってしまったとき、少し悲しかったけど、

(でももう、わたしは大丈夫)

って思ったのをよく覚えているわ。いま思い返してみると、ハリーはわたしの大切なお友だちだったのね。

小説のために、わたしは働くの


小説って単なるフィクションだけれど、ものすごいチカラを持ってるんだって、わたしは思っているの。

あのころからずいぶん経ったけど、いまでも物語はわたしを新しい世界に連れだして、心を踊らせてくれるわ。

そんな小説が、いつの日か読めなくなってしまうとしたら、あなたはどう感じるかしら?

わたしはね、とってもつらいって思ったの。でもね、いまの小説を取り巻く状況は、それくらい大変になってる。

だからね、わたしは小説を守りたいって思ったの。お給料がもらえなくてもいいから、ブックポートをつくりたいって思ったの。


あのとき、わたしを救ってくれたもののために、今度はわたしが立ち上がる番なのよ。恩返しのチャンスね。

そんな機会がもらえて、わたしはとっても嬉しく思っているわ。

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就職してすぐやめて、起業して失敗してニート。また起業してやめて引きこもる。最近また事業開発中。落ち着かない&懲りない人ね。平成3年生まれよ。
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