保険の要る要らないの話し
生命保険は保険会社が儲かっているから不要論が各SNSでも話題になります。
利用者がドンドンと知識をつけられる情報社会の今、保険の有無について少しだけ触れたいと思います。
まず大前提に全ての商売が 利益 がなければ基本的には継続することができません。
病院や医者も 患者 から直接的に高額なお金は貰いませんが、皆さんが給料から引かれている健康保険から差額分が負担されています。
ガンなどの治療に高額な費用がかかるものなども健康保険が大部分を支援してくれるので思っている以上に助けられます。
では何故、多くの方が がん保険 に加入するのか?治療費以外にも生活費もかかるわけで貯金がある人はそれを切り崩せば問題ないですが、そうでない場合は仕事をしながら治療を継続しないといけなくなります。
仕事ができるくらい軽いものなら問題ないですが、そうでない場合は生活費もドンドンと銀行口座から減ってしまいます。
そういった負担を軽減する事が可能なものが民間の 生命保険 のメリットです。ガン保険に加入したけれど死ぬまでガンにならなければそのお金は保険会社や他にガンになられた方に支払われます。
例えば総支払額が少ない段階で 疾患 になってしまい、保険金が貰えた場合はトータル的にお金を得することもあります。反対に長く加入していて亡くなる直前になった場合ですと、まとまったお金は入ってきたけどもトータル的にはマイナスになってしまう方もいます。
この面だけ見ると 宝クジ に似ている部分はありますよね? 買わないと当たらないが加入しないと貰えない に変わるイメージです。(根本的にはシステムなど大きく変わるので似て非なるものですが、イメージだけで言うと近からず遠からずだと考えられます。)
そもそも リスク無しに 儲かるものがあるの?と言うお話しなんですね。
生命保険の加入は 損得 で考えるよりは万が一の備えや安心感 で考えるのが良いのでは無いでしょうか?
ちなみに掛け捨て保険は 支払う額が少ない割に万が一の際に高額なお金がもらえるものがあります。積み立て保険は意外と注意が必要で掛け捨てと一体型のものはほぼ掛け捨てと変わらない場合もあるのでしっかりと確認が必要です。
積み立て型のもので ドル建ての変額保険 と呼ばれるものは 投資信託 などに近いものなので投資に近い利用も可能です。中長期で積み立てをすることで 投資や株 などと一緒に行ってリスクの分散を図ることも可能です。
そもそも何度も言いますが 備え の部分が生命保険なので損得で考えるのは少しズレてしまうのと、不要な方は無理に加入する必要はないと思います。
ただ安易なニュースやSNSの浅い情報を信じて万が一の時に困るようなことには絶対に避けてください。
何事も自分なりに情報を集めて吟味する事が大切になります。