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【引継編】(25_プロジェクトを動かす)

対立構造を作ることは簡単だけど 難しい というお話
(※参考資料  西野 亮廣(2020.07.27)【Voicy】 )

これまで、様々なフレームワークの話を取り上げてきました。
リソース、会議、意思決定などでしょうか。

フレームワークを活かして、仕分けることのメリットは、
複雑な事象を分解・再構成して、わかりやすく、見えやすくすることができる点とだと考えています。
一方で、デメリットもあります。
・それぞれのフレームワークが対応できる範囲には限りがあること
・誤ったフレームワークを用いることで結果が大きく変わること


フレームワークは道具であって、すべてを解決してくれません。

私がフレームワークを活用するときに、もっとも気を付ける点は「人」に当てはめる場面です。

ここからが本番です。
例えば、なにかしらの質問を投げかけたとき「Yesの人・Noの人」に分解していないでしょうか。
この分解は非常に危ういと考えています。

Yesの人は大きな問題はないかもしれません。設問、提案に対して賛同しているためです。


一方、Noの人はどうでしょうか。
反対している人について、私たちはどこまで理解できているでしょうか。
この点については深堀りが必要であると考えます。
「なぜNoなのか」、「本当にNoなのか」
もしかすると、もう少し詳しく説明を聞くまでは判断できないのかもしれない
変化についていけなかったらどうしよう、現状を失うことが怖いのかもしれない
そのような人たちをNo(反対)として、まとめているかもしれない


「Yesの人・Noの人」と正反対の立場をつくること、対立構造を作ることはとても簡単です。
質問を作成して、回答欄にYesとNoを作ると完成です。
しかしながら、その後の分解、再構成はかなり複雑化します。


対立構造を生み出す質問ではないか、その他の問いに替えることはできないか。
別のフレームワークを用いることで、考え直す余地はあると考えています。

対立構造ではない、それぞれの立場や視点を明確にすることでプロジェクトは進む。と考えています。

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