集団心理と攻撃性

2020年7月14日 14:41

「集団」というのはヒトが生き延びるために生み出した智恵だという。
それは個体で生きるよりも便利だったから。

でも、不自由を感じることも多い…
集団であるが故の人間関係のトラブルが起きてしまう・・・

今はとてもわかりやすくて
マスクのことでトラブルが発生してる。
これも集団心理のひとつ＝集団圧力で
大多数の行動から外れないように誰から言われるまでもなく
対立や争いが起こっている。

先日、公共の施設に入館するのに
夫がマスクをうっかり車に忘れてしまって
入館を拒否されてしまった。

我が家ではマスクのことを
パフォーマンスファッションと呼んでいる。

むやみに争いに巻き込まれたくないから
とりあえずマスクをつける
というヒトが周りには多い。

本来の使用目的からかなりかけ離れてる（笑）

集団の中では独特の心理状態になることがわかっている。

何が正しくて何が間違っているかというのは
立場や状況、時代で変化するものだから
普遍的な善や悪は存在しないし

ヒトは見たいものを
見たいようにしか見れない生き物
だから、
目に見えるものは自分から見た側面でしかない。

それでも正しさを振りかざして他人を攻撃してしまう・・・

ひと言で「攻撃」といってもいろんなパターンがあって
中には攻撃ではなく策略？というものも含まれる。

よく見られるパターンは言語的攻撃、受動的攻撃、間接的攻撃
女性が日常的にやってしまうパターンと言われている。

実は最近、言語的かつ間接的な攻撃を受けたのだけど
言語的攻撃や間接的攻撃、受動的攻撃に関しては
された側が意に介さない場合は成り立たないことが多いから
結果的に攻撃する側のほうがストレスを溜める結果になってしまう。

攻撃は「恐れ」や「不安」から生まれることが多く
する側はダークトライアドでもない限り
(ダークトライアド＝ナルシスト、マキャベリスト、サイコパス)
自分が不道徳なことをしていることを頭の隅では理解している。

感情の根っこにあるものは自分を認めて欲しいという
自己承認欲求なので自分の行動を正当化しようとする。

正当化するための言い訳は簡単にSNSやブログに
いくらでも言葉を並べることができる。

ストレスフルな状態だと自己肯定感は低くなりやすく
自分を守り認められたい欲求から攻撃的になる場合が多い。

残念だけど、今はそんな人が増えていると思う。

世の中が大きく変わり始めた今
集団から個への流れは加速すると言われている。

だからこそ

他人と比べたり
他人を引き摺り下ろすことで作り出す
偽りの自己承認ではなく

お互いの在り方を受け入れて共存できればいいのだ。

そのためにもセルフケアは大事だとわたしは思っている。

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