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【ヨエンスー通信🇫🇮】9/26 学科のTeam Building Day

今日は学科のTeam Building Dayでした。
私たちの学科のStudent Assosiationはフィンランド語オンリーの姉妹学科と合同なので、4人以外全員フィンランド語ネイティブでした。

建物に入った瞬間に先生が「Hei, Momoka!」と声をかけてくれて、嬉しかったです。
素敵な洋館でしたが、クラスメイト(from🇭🇺)が「大勢がぞろぞろ薄暗い洋館に集まって、ホラー映画の始まりみたいだ。」と言っていて、言い得て妙だと思いました。

ピザもケーキもコーヒーもたくさんもらってお腹いっぱいです。先生たちが次々に食べ物をみんなにすすめていて面白かったです。

匿名で集めた質問に上級生たちが答えてくれるアクティビティがあったのですが「孤独を感じたらどうしたら良いか?」という質問に先生たちが「これは私たちも常に気にしている。みんなに歓迎されていると感じていて欲しい。だからこそ、例えばこういった集まりはバイリンガルで進行している。」と言っていたのに加え、Student Assosiationの役員の先輩たちも口々に「フィンランド語がわからない人がいたら必ずバイリンガルにするし、いつでも歓迎している。」と言ってくれてなんだか感動して涙が出そうになりました。

正直、フィンランド語がわからなくて輪に入れないという面では私はまだ孤独を感じたことはないのですが(質問したら必ず答えてくれるし、わからないなりに予想しながら聞くのも楽しんでいる。)、先生たちの心からの言葉が嬉しかったです。

今日はマジョリティがフィンランド語話者の環境で、やっぱり輪に入り辛いかも…?と思いましたが、よく考えればこの状況はビッグバンドに参加している時と同じ条件です。

つまり、問題は言語やNationalityではなく、普段同じプログラムで学んでいるか、そうでないかということだと思いました。ある程度コミュニティができているところに入りにくいと感じるのは言語に関係なくあることだと思いました。

先生たちが話していたそれぞれの経歴もとても興味深かったです。私たちの学科は「Lifelong learning and sustainable development」ですが、自分の肩書きを「I am Lifelong learner. ガハハハハ!」と紹介している教授がいてクールだなと思いました。実際、教授陣はみんなLifelong learnerです。

大学に入学した頃にやろうと思っていたこと、やっていたこととは全く違うことをしている人がほとんどで、でも最終的に「今はここにいられて良かったと思っている。」と口を揃えて言っていたのが印象的でした。

私も、今の将来の展望から離れても全然いいな〜と思っています。教授が言っていたように、目の前のことに一つ一つ本気で向き合っていったら、行くべきところに行けることを知っているからです。

渡航前、二分の一成人式に貰った手紙(学校で親子の手紙交換があった)を読み返していたのですが、お父さんからの手紙に「自分のできることは手を抜かずにやって」という文章がありました。

信念やモットーが見えてこない、というかなさそうな父がこんなことを書いていたんだ!と驚いたのですが(失礼)なんとなく納得する部分がありました。飄々としているように見える父ですが、このことだけをシンプルに守ってここまで生きてきたのだなと思うと尊敬できる気がしました(気がするだけじゃなくて、ちゃんと尊敬してます🫡)。

私は今まで目の前に現れた課題全部に本気で取り組んできた自負があるし、これからもそれをやり続けます。

高校の時もそうでしたが、多様なキャリアを持った教育者たちに出会うとワクワクします。同じ分野を長く研究・探求することが一貫性がある=信頼に繋がると思っていましたが、本気で課題に向き合った結果、自分の興味と社会の変化に合わせてコロコロ変えていった方がむしろ研究に深みがでるよなと思い直しました。

フィンランドは国民やEU圏民は学費が無料でいつでも学び直せる環境だから、というのが前提ですが、ちょっと違ったかも…と思ったら専攻を変えたり、一度辞めて数年後に再開したり、時間とやる気さえあれば気軽にできるのが最高だなと思います。

まさに「Lifelong learning and sustainable development」を学ぶのに最適な場所です。

やっぱり国家予算における教育費を大幅に増やすところからじゃないかな…

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