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【ヨエンスー通信🇫🇮】番外編 特別扱いじゃない配慮が心地良い

フィンランドに来てから、いろんな場面でいろんな人に気にかけてもらっているなと思うことがあります。そして、ヨエンスーで出会う人たちは、(私からすると)さりげない配慮が上手だなと思うことがよくあります。いくつか例をあげて書きたいと思います

English or Finnish?

一番初めに気づいて感動したのは、イベントに参加した時初めはフィンランド語で話しかけてきて「フィンランド語はわかりません」と言うと英語に切り替えてくれることです。もちろん英語ができない方もいますが、たいていの場合は英語かフィンランド語か選べるようにしてくれます。

これは、私が日本で悩んでいたことの一つでした。見た目がアジア系だからと言ってフィンランド語がわからないと決めつけられないし、見た目がフィンランド人のようだからと言ってフィンランド語がわかるとも言えません。

とりあえずフィンランド語が公用語の国にいるからフィンランド語で話しかけ、わからなそうだったら切り替えるというのが良いなと思いました。

機会におけるequality

昨日はビッグバンドのミーティングに参加しました。2025年のスケジュールやバンドのルールを見直すための総会のようなもので、秋に中間ミーティングを行うのは初めての試みだと言っていました。

フィンランド語がわからないのは私だけだったのですが、私1人のためにメンバーが同時通訳をしてくれました🥹International studentのメンバーが増えたからか「団の公用語はフィンランド語とするが、メンバー全員が等しく情報を得られるよう、必要に応じて対策すること」という文章を新たにルールに明記していました。

私1人のために申し訳ない…と思ってしまいそうなところですが、これは私のバンドメンバーとしての権利であり、できることは通訳を買って出てくれたメンバーに心から感謝することだけだと思って、全力で参加しました。グループワークをした時には意見を言って採用されました!

みんな、私と話す時は英単語を調べながら話してくれました。通訳もなくフィンランド語だけで話し合っている時もありましたが、ところどころで通訳の役割のメンバーだけでなく、近くにいた人が説明してくれました🥹

大事な情報は必ず伝えてくれると信頼できるのと、welcomeな雰囲気なので全く理解できないグループの話し合いでも不思議と疎外感を感じませんでした(それとも私のハートが強くなってるだけ??)。

終始居心地が良かったです。
しかも、話し合いにはお菓子と飲み物が用意されていて、たくさんご馳走になりました。

誰ひとり「え〜英語話さなきゃいけないの?ダル」という雰囲気を出していなかったし、英語の通訳をつけてくれるけれど、それ以外は自分たちの話し合いにも専念しているし、みそっかす扱いじゃないのが、本当に仲間に入れてもらっている感じがして嬉しかったです。

特別扱いではなく、メンバーとして当然の権利を保障してくれていているだけ、という認識が自然に徹底されているように感じ、本人たちにとってはなんてことないことかもしれませんが、さすがequaalityを叩き込まれているフィンランドだな〜と思いました。

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