2019.9.23 あいつは普通の日本人じゃない… (編集後記)
ナチスドイツがユダヤ人を迫害した時代にビザを発給。
6000人ものユダヤ人を救った“杉原千畝”について、アメリカでは杉原千畝のことを“東洋のシンドラー”と呼んでいます。
なぜか?
それは、ハリウッド映画「シンドラーのリスト」がきっかけです。
「シンドラーのリスト」は、ナチスドイツによるユダヤ人虐殺をテーマにした実話に基づく歴史映画で、スピルバーグ監督が手がけ数々のアカデミー賞をとり、世界で高く評価されました。
この映画の主人公・シンドラーに杉原千畝が似ているというのです。
でも、ちょっと待ってください。
ドイツ人実業家のシンドラーは、自分の工場を守るため嘘をついてユダヤ人を助けました。
つまりシンドラーは、経済的な理由でユダヤ人を救ったのです。
もちろん、彼は間違いなく偉大な人物です。
ただ、杉原千畝がシンドラーと同じにされるわけにはいきません。
というのも、杉原がユダヤ人を救ったとき、金銭的、経済的な見返りはゼロだったからです。
見返りがなかったどころか、大貧困に落とされていきました…。
杉原千畝の一人をとっても真実を知っているかどうかで見解が大きく分かれるのですが、日本人にとって“光”と思われることだけでなく、明かされることのない“影”までも交錯したのが満州でした…。
「満州国とユダヤ人計画」
日本人なら知っておくべき真実の歴史
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