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2019.10.2 マッカーサーの衝撃発言・・・

74年前の今日、10月2日にGHQ本部が設置されたことにちなんで、今回の記事をアップしました。

始めに、学生時代に戦争を経験された、岐阜市の田中寿子さんの体験談をご紹介したいと思います。

『終戦の年、国民学校5年生だった。

2学期
私たちは先生に言われるまま、泥墨とか握り墨という粗悪品を懸命に磨った。
神話や戦争の話など、都合の悪い記述を塗りつぶすのだ。

「本や新聞は、跨いだり踏んだりしてはいけない」
と小さい頃から厳しく言われて育った私は、大事な教科書にどうしても塗ることができないでいた…。

すると、まだ結婚していなかった若い女の先生が傍らに来て、言った。

「ね・・・・・・・塗ってね。」

先生を見上げた。
大粒の涙をボロボロと流されていた。

自らの手で教科書に墨を塗ることを強要することは先生にとって、私たち以上につらかったに違いないと今になって思う。

塗りつぶした内容はほとんど忘れてしまったが、恩師の頬を伝わった大粒の涙だけは脳裏に鮮明に焼き付いている…。』

1945年9月20日。

この日、文部省が
「教科書の戦時教育部分の削除」
を通達した。
「墨汁でぬりつぶして読めないようにせよ」
その命令を受けた学校の先生は、生徒にも同じことを指示せねばならなかった。

そして、国民学校の生徒自らの手によって教科書には大量の墨が塗りたくられた。
墨塗りが行なわれた教科書は、主に国語だった。

地理、歴史、そして現在の道徳である修身の教科書は、墨塗りではなく処分された…。

GHQの指令の下、「アメリカ教育使節団報告書」に基づいた大規模な学制改革が、戦後日本で実施された。

日米大戦で兵隊、装備、資源全てにおいて、はるかに上回る大国アメリカを相手に、日本は最後の最後まで戦い抜いた。

その日本人の驚異的な敢闘精神に、アメリカ兵は恐怖心を抱いた。

アメリカ兵は、硫黄島で見えない日本兵と戦わなければならなかった。
その上、洞窟で必死の抵抗を見せていたのは民間人だった。

沖縄では、少年兵が爆弾を抱えて戦車に突撃してきた。

そして、まっすぐに戦艦に向かってくる「特攻隊」。

彼らは皆、自らの命と引き換えに家族を、祖国を守ろうとしていた。
アメリカは凄まじい戦いを見せた日本を恐れた。
そして、日本が二度とアメリカの脅威とならないよう、GHQによる占領政策が開始された。
それは単なる「武装解除」だけではなく、日本人の精神を根本から破壊することが狙いだった…。
アメリカが占領政策で最も重視したのは、「教育の改革」だった。

1946年3月、27名の「アメリカ教育使節団」が東京に到着した。
それはアメリカの有名な教授や宗教学者たちだった。
しかし、彼らの中に、日本に関して教育制度はおろか、日本語にも日本の歴史や文化にも、まともな知見を持っている者はいなかった。

そして彼らはたった20日間ほど、しかも午前中だけの調査で報告書を書き上げた。
現在の日本の教育は、その報告書が土台になっている。

たった1点、国語の「ローマ字化」を除いて、全てアメリカの思惑通りに変えられた。
歴史教育は、「太平洋戦争史」というアメリカ史観に基づくよう捻じ曲げられた。

そして、左翼的な教育方針を取る日教組に教育を牛耳らせた。
「愛国心」を「悪」だとレッテル貼りして、日本を嫌いになるような教育を子供たちに行った。
日本は悪いことばかりしたと学校で教育され、「罪悪感」を植え付ける教育、「お前のお爺ちゃんは殺人者だ」というような教育が平気で行われてきた。
そして文部省、日教組を牛耳ることで、それら全てを日本人自らの手で改革したと錯覚させてきた。

まさに日本の教育、精神を内側から破壊した。


私たちは真実を捻じ曲げられた歴史を教わってきたため、自ら学ぼうとしない限り、自国の真実の歴史を全く知らない状態になった。
そのため、自分自身のルーツを知ることもなく、自身や祖国に対して、誇りや愛情を持つことができない原因となっている。

70年も昔のGHQの占領政策が、気付かれないように今現在、私たちの生きる日本を形作っている…。

もちろん、教育改革だけではありません。
GHQはたった6年半の間、日本を占領しただけですが、その政策は徹底的で完璧だと言えます。
完璧に今の日本社会の隅々までいきわたっています。
事実、アメリカ自身も日本占領が完璧な出来だと思っているわけです。
そして、現在の日本が抱える大きな問題、レベルが下がり学級崩壊が起きている学校教育、沖縄基地問題、憲法9条、国旗国歌に敬意を払わない教師、慰安婦や南京大虐殺という捏造される報道…。

ありとあらゆる問題はここから始まっているのではないでしょうか。
その歪みは長い時間とともに膨れ上がり、ついに現在、北朝鮮の核ミサイルという脅威を前に、私たちの生命を脅かすところまで迫っています…。

70年以上もGHQに精神を支配され、子供たちが大人になる100年後もそれが続いているかもしれません。
洗脳教育で「誇り」や自分の「軸」となるような価値観を失いつつある日本人。
そして、自分に価値を感じないという子供が、圧倒的に多くなった現代の日本。

しかし本当の歴史を知れば、この国に生まれたことを心から誇らしく思えるはずです。
なぜなら日本は、世界最古の歴史を持つ国。
大帝国であるアメリカと全面戦争した唯一の国。
結果的に敗戦して今でもその後遺症に苦しんでいるが、白人による植民地搾取の時代を終わらせ、アジアにたくさんの独立国を生むきっかけになった国。

戦後70年が経ち、そろそろ私たちも現実を見つめ、目を覚ます時が来ているのかもしれません。
本当の史実を知ることで、われわれ日本がいかに偉大な歴史を歩んできたか感じることもできるでしょう。

本当の意味で美しいことも醜いことも裏も表も知ったうえで、「世界で最も長い歴史」を持つ日本が、どれだけ「とてつもない歴史」を歩んできたか、ということを実感し、改めて自国の歴史に対して、本当の意味で誇りを持つ。
それでこそ、本当に日本人としての自覚が生まれるというものではないだろうか。

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