2021.11.4 立憲民主党は負けて当然?衆院選の総括
皆さんご存知のように、衆議院選挙が10月31日に実施されました。
結果は自民党が465議席中、261議席を獲得。
前回から15議席減らしましたが、単独過半数を維持しました。
「菅さんが総理なら、50議席は減らして過半数割れだっただろう」
と言われています。
ですので、今回の結果は、
「岸田政権自民党の勝利」と言えるでしょう。
『政権奪取』を目指して『同盟戦略』を行った野党第一党の立憲民主党と日本共産党は、共に議席を減らしました。
立憲民主党は、前回から13議席減らして96議席。
共産党は、前回から2議席減らして10議席となりました。
前回の記事でもお話しましたが、この二つの政党の問題点は『安保政策』です。
立憲民主党は、沖縄米軍基地移転反対を最重要視しています。
日本共産党は、日米安保破棄を目指しています。
この両党は、中国が尖閣について
「我が国固有の領土で、核心的利益」
だと主張していること、そして領海侵犯を繰り返していることを完全にスルーしています。
沖縄から米軍を追い出し、日米安保が破棄されれば、その翌日にでも中国軍が尖閣に侵攻することでしょう。
そこで止まるとは思えません。
中国は、「日本には沖縄の領有権はない」
と公言しています。
次は沖縄に侵攻するでしょう。
こういう危機感は、“平和ボケ”と言われる日本国民でも持っています。
アメリカのピューリサーチセンターの調査によると、昨年10月時点で日本国民の86%が中国に『否定的な認識』を持っていました。
要するに、86%の日本人は、「中国が嫌いだ」と。
なぜか?
と言えば、理由はいろいろあるでしょう。
・中国政府が情報を隠蔽したせいで、新型コロナパンデミックが起こった。
・『香港国家安全維持法』を成立させ、香港から自由を完全に奪った。
・世界一の『親日国』台湾を「武力を使っても併合する」と脅迫している。
・ウイグル人100万人を強制収容し、ウイグル人女性に不妊手術を強要し、事実上の『民族絶滅政策』を行っている。
そして何よりも、
・尖閣を本気で奪いに来ている。
立憲民主党と共産党は、こういう状況下で、
「中国をどうするか」を全然示さない。
その点、自民党は、『自由で開かれたインド太平洋戦略』で中国に対抗しています。
厳しい言葉ですが、
「負けて当然」と言えるでしょう。
自民党は、15議席減らしました。
立憲民主党は、13議席減らしました。
共産党は、2議席減らした。
この3党で、30議席減らしています。
そして、30議席増やしたのが日本維新の会です。
ぴったり合うのが、なかなか興味深いです。
自民党に幻滅した人たち、立憲民主に幻滅した人たち、共産党に幻滅した人たちが、日本維新の会に流れたのでしょう。
皆さんにもいろいろと思うところがあるとは思いますが、いずれにしても、私の所見としては、今回の選挙結果は日本にとって「良かった」と思っています。
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