医療ベンチャーにジョインして10の仕事術を社長に叩き込まれた話。(前半)
このnoteを書くに至った背景
現在アーリー〜グロースフェーズの医療系ベンチャーで日々セールスとして奔走しております。
会社での社長との距離はわずか1メートル。斜め前のテーブルに座って、日々社長の仕事術をコソコソと盗ませてもらっています。
そんな社長から日々少しずつではあるものの、学んでいる「仕事の仕方」のエッセンスと具体的なアクションをまとめてみたのでシェアします!
1.優先度づけ(Priority)
「どの仕事からスタートすべきか?」
インテル伝説のCEO、アンドリューグローブ著書『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』にも記載されている通り、プレイヤーからマネージャー(役職に依存しない場合もあるが)になるに従い、僕たちの仕事が尽きることは無くなってくる。(伝説の名著、これも社長から教えていただいた書籍です。こちらからどうぞ。)
逆に言うと、全ての仕事を勤務時間内に処理することができないのであれば、その優先度順位付けがまずは重要になってくる。まず100の選択肢から50を捨て、残りの50に順番を付けていくイメージ。
2.スループット( Throughput)
「単位時間当たりの処理能力を高めよう」
たとえばあなたは「コーヒーとトーストとゆで卵、朝ご飯を作る」というプロジェクトを受け持ったとしよう。朝8時に目覚めたあと、キッチンに歩いていく。このプロジェクトを進めるうえで「単位時間当たりの処理能力」を最大化するために、あなたはどの順番で料理を進めていきますか?
①1分でコーヒーマシンからコーヒーを淹れる
②3分でチン!トーストをつくる
③5分でお湯を沸かしてからゆで卵をゆでる
答えは簡単ですね、③でまずお湯を沸かし②食パンをトーストマシンに入れ①コーヒーを淹れてお盆に全て載せたら完成します。この場合では、単位時間に①②③が同時に進行しており、処理効率が最大化されています。
逆に以下のような場合はどうでしょうか?
①コーヒーを1分で入れてから②トーストマシンを動かし③ここからお湯を沸かし、ゆで卵を作るなら、これではそれぞれのアクションが単位時間ごとに独立してしまってい、効率的な時間の活用とは言えません。
3.インデント(Indentation)
「思考のカゴを整理する」
字下げ(じさげ、インデント、英: indentation)とは、「行頭に空白を設けて文字開始位置を他行よりも下がった位置から始めた文字組み」を指す用語
マニュアルを作成したことがありますか?マニュアルを作るとき、まずは何を考えることから始めますか?例えば教えてもらったことをそのままドキュメントにまとめている人も多いかもしれません。もちろんですが、それでは他の人が読んだ時もなかなかパッと理解するのがわかりにくい。それに、気づいていないけれど自分の頭の中も整理されていないことがよく見受けられます。これをまとめるために必要なのがインデント。
例えば、「スパゲティのレシピ」を比較してみましょう。
悪いマニュアル(さすがにこんなマニュアルないけどさ…)
良いマニュアル
上の二つを見ていただくとどうでしょう?それぞれがしっかりと適切な箱に収まっていますよね。大項目、中項目、小項目にそれぞれ適切に割り振られているのか?
経験のある方はわかると思いますが、初めてインデントを用いてマニュアルなどを作成してみると、これが思ったより難しいんですよね…!
ただ、この力は自分の思考をそっくりそのまま投影した物なので、時間をかけて整理していきましょう。
4.仮説思考(Hypothesis)
「実行に移る前に必ず仮説を」
多くの人は仕事が降ってきたらそれに取り掛かる前に、考えずに走り出してしまっている人を多く見かけます。(自分もそうなってしまう時がもちろんあります泣)
そして実行してタスクが終わったときに、あまりうまくいかなかったとしましょう。すると、だいたい「何が悪かったのか?」「どこで誤った選択をしたのか?」という振り返りをできずに終わってしまうことが多いです。
いかに仮説思考の具体的なやり方を簡単に書いてみます。
①現状を把握する
②ゴールを設定する
③ゴールを達成するまでの仮説を最低3つは洗い出す
④実行後に結果からアクションのどの部分が良かったか/悪かったかを振り返る
ちなみに仮説思考についてはこちらのnoteがめちゃくちゃわかりやすくまとめられてますので、ご参考までに!
5.数値化(Dizitization)
「数値で表現する」
下の「パスタの作り方」をみてみてください。
今度は以下の作り方と比較してみましょう。
言いたいことが伝わりますでしょうか?笑
数値に落とし込む理由としては、以下のようなものが挙げられます
①誰がみても同じ認識を持つことができる
②再現性がある
例えば、上記仮説思考においても、仮説を数値レベルにまで落とし込むことがとても重要になってくる。
まとめ
今回は社長に叩き込まれた仕事術(前半)として、5つのポイントをお伝えしてきました。いかがでしたでしょうか。
ただ、これらは何も「仕事において」だけではないんですね。どんな職種においても適応されることはもちろん、受験勉強や楽器の練習、効率的な家事の進め方まで、あらゆる場面で用いることができる「効率化の公式」とも言えます。
次回のnote
次回作としては、10の仕事術、後半戦に移りたいと思います!
先に項目だけお伝えしますと、
6.仕組み化/マニュアル化
7.5W1H
8.オールレコード
9.スタンダードを疑う
10.初速を大切にする
の5つとなりますので、こうご期待くださいませ!
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