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自分の強みを伸ばすために、まず知らなければいけない事


けんすうさんのnoteで紹介されていた記事が気になったので読んでみたこの本。


医師のつくった「頭のよさ」テスト~認知特性から見た6つのパターン~


要旨は、

・人には6タイプの「認知特性」がある
・認知特性とは、外界からの情報を頭の中で理解・整理・記憶・表現する方法
・認知特性は、ほかのさまざまな能力と連動しており、
・認知特性を知ることで自分に合った能力の伸ばし方がわかる



で、認知特性の6タイプは、次の通り。

A 視覚優位者
 ①写真のように二次元で思考するタイプ
 ②空間や時間軸を使って三次元で考えるタイプ
B 言語優位者
 ③文字や文章を映像化してから思考するタイプ
 ④文字や文章を図式化してから思考するタイプ
C 聴覚優位者
 ⑤文字や文章を、耳から入れる音として情報処理するタイプ
 ⑥音色や音階といった、音楽的イメージを脳に入力するタイプ

『医師のつくった「頭のよさ」テスト~認知特性から見た6つのパターン~』より引用


具体的にどういうことかというと…


認知特性の解説

※図は『医師のつくった「頭のよさ」テスト~認知特性から見た6つのパターン~』より


この図のように、「何かを記憶する」という行為一つとっても、

視覚優位者はその「映像」そのままを覚えようとし、

言語優位者は映像を「言語に置き換え」をして覚え、

聴覚優位者は言語に置き換えた「音」を覚えている。



人には人それぞれの認知の特性があり、

それを知ることで、自分の能力が伸ばしていけますよ~と。


ちなみに優位な職業なんかも挙げられていました。

A 視覚優位者
 ①写真のように二次元で思考するタイプ
 →写真家・画家・デザイナー
 ②空間や時間軸を使って三次元で考えるタイプ
 →建築家・パイロット・外科医・機械技術職・テレビや映画の舞台制作者・カメラマン

B 言語優位者
 ③文字や文章を映像化してから思考するタイプ
 →コピーライター・絵本作家・雑誌の編集者・作詞家
 ④文字や文章を図式化してから思考するタイプ
 →内科系医師・作家・教師・金融関係者・心理学者

C 聴覚優位者
 ⑤文字や文章を、耳から入れる音として情報処理するタイプ
 →弁護士・教師・落語家・アナウンサー・音を意識できる作詞家
 ⑥音色や音階といった、音楽的イメージを脳に入力するタイプ
 →音楽家

なのだそう。




テストをやってみた結果


この本の最初に質問が35個あって、それに答えることで自分の特性がわかります。

で、その結果を、下のレーダーチャートに書き込んでみると、自分の認知特性がわかるというものです。

特性

※『医師のつくった「頭のよさ」テスト~認知特性から見た6つのパターン~』より



それで、私のテストした結果が・・・


my特性


・・・視覚が!!!

・・・視覚が優位スギィ!!!!

(聴覚劣位スギィ!)


まとめるとこんな感じです。

<強い認知特性>
 ①写真タイプ
 ②三次元映像タイプ
<一般的>
 ③言語映像タイプ
 ④言語抽象タイプ
 ⑤聴覚言語タイプ
<弱い認知特性>
 ⑥聴覚&音タイプ


でもこれほんとその通りなんですよね。


①写真タイプの特徴
・道順を説明するときは、路線図か地図、あるいは「○○駅→□□駅→病院」と図式を用いる
・「野菜をできるだけ多くあげよ」というときは、野菜の写真やスーパーマーケットの陳列棚をイメージしながら答える

②三次元映像タイプの特徴
・人の顔を覚えるのが得意
・歴史の本を読むとき、城や戦いの場面が浮かびやすい

まさに私は人の顔を異常に早く覚えるタイプで、

一回しかあったことない営業先の人に外でたまたま会った時も「お久しぶりです!」って声かけると

(お前誰だっけ…?)みたいな顔されることがよくあります。

ついでに言えばスーパーで見かけたような全然会話をしたことない人ですら、(先週もおったな…)と思うこともあります。

キモイですね()


逆に弱い認知特性については全然当てはまらなくて

⑥聴覚&音タイプの特徴
・英単語は聞いたり、暗唱したりして覚える

なんてことはせず、ひたすらその形を写真のように頭に焼き付けていました。



認知特性の活用の仕方について考えてみた


まあ、ここまでは性格診断的な話なのですが、この本のいいところは、自分の特性を知り、それを活用するヒントをくれるところ。


>認知特性とは、外界からの情報を頭の中で理解・整理・記憶・表現する方法

つまりはインプット(入力)→理解(解釈)→アウトプット(出力)の仕方について大きなヒントをくれるということ。

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私なんかは完全に映像を利用するタイプなので、

・インプットは図式や映像の方が頭にスッと入るし、

・物事の理解は言語を映像や図式にすることで腑に落ちるし、

・アウトプットは図を多用しがち←


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で、このテストの、人生に活用するうえで大事なのは、ここだと思うのです。


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自分の「物事の理解の仕方」に、意識的に認知特性を当てはめること。


私のような視覚優位型の人間は、本を読んだり人の話を聞くときは、

文字をそのまま理解するよりも図式やイメージを活用するほうが理解が進む。

インプットはどうしても人やツール・場面により言語・音声・映像とバラバラなので、それを意図的に映像に変換する癖をつけることで、自分の特性を生かした生き方ができるのじゃないかな…と。


周りの人にもやってもらった結果…


ちなみにこのテストを仲の良い友人にやってもらったところ、全員視覚優位者でした。

やっぱり話が合うあわないっていうのも認知特性と関係があるのかな…?




(この記事もなるべく自分の特性が出るような雰囲気で書いてみましたよー)


というわけで、結構自分を知る、自分の強みを活かすヒントがたくさんあるいい本でした。

自分の認知特性、ぜひまだ読んでない方は買ってみてくださいね!



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