サラリーマン坊主

サラリーマンになって約15年が経ちます。
15年の内、10年以上は坊主です。
葬儀屋関係で働いているわけではありません。
普通のサラリーマンで、髪型が坊主頭なだけです。

「なんでサラリーマンなのに坊主なの？」
「ハゲでもないのに坊主にする理由は？」
「仕事ミスった？反省？」

よく聞かれます。
僕は面倒くさいので、

①美容院が苦手だから
②お金がかからないから
③セットする時間がかからないから
④逆にオシャレ？

をルーティンさせながら回答します。
でも①〜④、すべて事実は事実なんです。

①休日なのに美容院に行って、1時間〜2時間拘束され、美容師さんの営業トークに笑顔で付き合ってる自分がサラリーマン過ぎて悲しくなります。

②お金がかからないメリットも事実。
「伸びては切って、切っては捨てて…。」
残らないものにはお金をかけたくありません。
その分を子どもの貯金にまわします。
子どもが髪を切ってまわりにチヤホヤされた方がまだ嬉しいです。

③寝ぐせを直す、髪をビジネスシーンに合わせてセットする、など、髪にかける時間をなくすことで別の時間が生まれます。チリツモですが、人生において結構な時間だと思いませんか？
キマル・キマラナイを考えなくて良いのって、ストレスもフリーですよ。

④本当に面倒な時にしか言いません。寒い返しですし。
オシャレ坊主なんてファッション用語もありますが、僕のはバリカン坊主です。決まって3mm。丸刈りです。オシャレとは程遠いことも自覚しています。
ただ、白髪が目立ちにくいのはオシャレなのかもしれません。

①〜④すべて事実は事実なんです。
でも本音は違います。

僕が本当に坊主にする理由は………新卒で入社して一週間後の決意。

サラリーマンという定型が嫌で、
それが一生続くと思うと苦しくて、
かといって辞める姿勢もダサイし、
少しでも社会にアンチテーゼを示したくて、
「馬鹿だな」って笑って欲しくて、
坊主頭にしただけです。

新卒者が僕のような思いをしないように、

「坊主頭で働ける会社 ＝ 自由な会社、楽しい会社」

って、浅はかな知識で思い描いた結果が坊主だっただけです。
甲本ヒロトに憧れたのか、パンクでありたいって思ったんでしょうかね？恥ずかしい………。

でもその初期衝動を忘れないように戒めとして、今でも坊主にしています。
求められてはいない義務というか。

僕の坊主で「自由な会社、楽しい会社」って思ってもらえるように。

そんな思いをこめて、

週末の3mmが僕の定番。