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人からフィードバックをもらうの恐れてません?

人から指摘を受けること。

これって怖いし、できることならなるべく避けたいと思う。でも、客観的に見てもらわないと、特に自分の行いについては、問題点に気がつけないことが多い。フィードバックをもらえることって価値があることだ、という話を書いてみたいと思う。

フィードバックが大事だと思った出来事

最近自分の入っている案件で、会社を辞めた人・辞める人が数人いる。その人たちとは業務上で関わりはほぼなかったので、その理由は細かくはわからない。その件について、私の上司よりさらに上の、課長クラスの人から直接話を聞かれる機会があったのだ。辞める人が多い現状についてと、今の上司より前に、その案件を仕切っていた人がいたのだが、その人が抜けたことによって案件内の雰囲気が変わったところや、その上司についてどうか、という質問だった。辞める人の理由については分からないが、上司とは関わりがあるので、思うところを素直に伝えた。

そこで思ったのは、その案件においては上司よりも上の人はいないからこそ、コミュニケーションの取り方や仕事のやり方についてフィードバックをもらえる機会はほとんどない、ということだ。フィードバックとして帰ってくるときには、良くも悪くも明確な結果、今回であれば社員が辞めるという形、となって返ってくる。「ちょっとその言い方良くないな」とか「その仕事の進め方どうなの?」ということを部下から思われていたとしても、部下から直接言われることは稀だろう。だから自分で気づくか、誰かにフィードバックをもらえる環境などに行くかしか、問題点を見つける方法はない。

上に行くほど、フィードバックされない

まだ新人のうちなら、上司やメンターから言ってもらえて、直せることが比較的多いと思う。ただ、歴が長くなり、立場が上になればなるほど、指摘されることが減る。部下の立場で考えれば想像しやすいが、上司に対して指摘をするのはなかなかハードなことだ。だから、積極的に指摘する人は少数だと思う。

と、考えると、自分の悪い癖や問題点をフィードバックされないまま立場を持ってしまったり、上司になると、実は大変だ。なんでか分からないけど、やたらと部下が辞める、人が離れる。もしそういう状況があったら、離れた部下はあなたに対して直接は言ってない、致命的な問題が自分に何かある可能性がある。

「何でも言ってね!」と上司に言われて馬鹿正直に、本当に何でも言う人はほとんどいない。自分の欠点について、伝えてくれる部下もいるかもしれないが、きっとそれはある程度信頼関係ができていて、その部下が勇気を持って伝えてくれているからだろう。「下から上はよく見える」という言葉もある通り、上の立場にいる以上、こういうことが常に起きていることは、心してかからないといけない。

フィードバックしてもらえる機会を取りに行く

フィードバックしてもらえるチャンスがあるなら、なるべく取りに行こう。上司の立場であろうとなかろうと。恐れていたらずっと自分は自分のままだ。一人で生きていくぜ、って人なら、直さなくてもいいかもしれないが、組織に所属するまたは組織を作っていくつもりがある人なら、組織の中で必要なスキルは最低限付けておきたいところだ。

とはいえ、会社の人同士であれば、フィードバックする側もプロではない場合もあるだろう。だから何を言いたいかこちらで咀嚼して、汲み取ってあげることも少し必要になるかもしれない。人間的な部分、性格に近い部分はフィードバックしにくい部分でもあるので、正直受け入れにくいかもしれない。無論わたしもそうであったが、むしろフィードバックされないことが恐ろしいなと感じ始めたので、言われた指摘については、必要だと思うものから取り入れることを意識している。(長年の癖になっているものもあるので、簡単には直せるわけではないが)

今はいろんなところでマネジメントやコミュニケーションなどを学べると思うので、そういった機関を利用するのもアリだ。とにかく、現状の自分でいいと怠けるのではなく、意識して自分にフィードバックしてもらえる機会を作ることが大事だ。フィードバックは怖いけど、現状の自分を把握し、向上するために、恐れずフィードバックを受けていける人でありたい。

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