音楽ストリーミング配信サービス×DJソフトの可能性と限界

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(画像引用:spotify.com)

音楽ストリーミング配信サービス×DJソフトの可能性と限界。

「起」承転結

よほど興味がある方以外スルー推奨の前段ですが、3年ほど前こちらのブログでSpotifyについて間接的に取り上げる機会がありました。主宰は当時まだまだフィジカルDJまっしぐらでしたので、ストリーミング配信サービスなど脇目も振らず、地道にCDを買い漁ってはセットリスト作成に明け暮れる日々でした。第1回開催直前の出来事です。

起「承」転結

ところが蓋を開けてみると、第1回DJの過半数を占めたのはストリーミング配信サービスを採用したプレースタイル。一概に善し悪しで語り尽くせない部分ではありますが、しかし何か大きな時代の流れに取り残された感覚でした。語弊を恐れず書けば情弱ということに他なりません。意固地になってばかりもいられない。身軽さに見合うだけの利があるのだと。

あれから3年の月日が経過、主宰はSpotifyプレミアムユーザーとあいなりました。正確には複数プラットフォームと比較表とを照らし合わせつつ、適度な楽曲数と文句なしの高ビットレートから正式採用。さらにDJソフトとの連携が可能であることを知り、第2回イベントでの大幅なDJシステム変更を目論んでいた矢先。おもわぬニュースが舞い込みます。

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(画像引用:House Music Lovers ハウスミュージックラヴァーズ)

起承「転」結

一つは新型コロナウイルス未曾有の大流行、これは言わずもがな。問題はもう一つの重大局面、SpotifyのDjay連携撤退です。PC/タブレットDJ増加の流れに強烈な痛打、プロアマ問わず界隈に衝撃をもたらしました。理由を紐解けば「複数曲同時再生が規約に抵触する」という実に初歩的なもの。拍子抜けを通り越してもはや何と形容すればよいのやら。

つまりストリーミング配信サービス単体でのDJは依然として可能です。ところがDJソフトとの紐付けが不可能となるため楽曲単位で別途購入、あるいは他サービスとの新規連携を待って都度都度自身のプレースタイルに反映するという対症療法が我々に残された道ということになります。ここをどう捉えるか。状況はかなり流動的にも見えます。

起承転「結」

とはいえストリーミング配信サービス×DJソフトの可能性と限界を目の当たりにしました。公式見解としては、日本非対応の定額配信サービスとの連携を今後模索していくとのこと。DJ無形化の波、しかし一方でリージョンの壁が立ち塞がる現実。付かず離れずを繰り返しながら、試行錯誤の日々。あまり騒ぎ立てず、静かに見守ることに致します。

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