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新譜レビュー/Elijah Fox, Zé Eduardo, Chuck Owen, Art Lande, Sam Williams, mindfreakkk, Jake Sherman
Elijah Fox『Wyoming(Piano Works)』気まぐれジャズ批評、2023年8月号をドドンとまとめてお届けします。 Elijah Foxの名を知ったのは2021年初春のことでした。「The Afterglow is Still Enough For Me」山河の一雫とでも言い換えましょうか、ドビュッシー作曲「水の反映」の引用が冴え渡るアウトロに至るまで実にオーセンティックで優美な響きが漂う。"一耳惚れ"とはまさにこういうことだと感じましたね。タイトル『大
新譜レビュー/Antonio Adolfo『BOSSA 65: Celebrating Carlos Lyra and Roberto Menescal』
久方振りのジャズ新譜レビューとなります。主宰すっかり映画にお熱らしく『aftersun/アフターサン』2回目鑑賞したらしいぞ、しかも補足稿まで打つらしいぞ、なんでも今年ベスト級の仕上がりだったらしいぞ。等々含めて、ますます泡沫DJイベント宣伝用アカウントが訳わからなくなってしまう前に強気の一手。5類引き下げ一過、いろんな意味であつくなりそう夏に最適。 Antonio Adolfoの名前を知ったのは2021年、コロナの最中でした。 リードトラックである「イパネマの娘」を聞い
新譜レビュー/Valtteri Laurell Nonet, Frederico Heliodoro, Phil Woods
当方泡沫DJイベント広報用アカウントは2023年「みる」「きく」「よむ」の3本柱であれこれ発信していきます。とはいえ肝心の「きく」部分に致命的なカブりが生じてまして、それつまりライブレポートと新譜レビューです。どちらかを書こうとするとどちらかが疎かになってしまう、そんなジレンマを払拭すべく待望の祝祭日に大放出!!新譜レビュー3連発です、胸焼け必至。 Valtteri Laurell Nonet『Tigers Are Better Looking』古き良きクール・ジャズの風格
新譜レビュー/Pietro Pancella Collective『Vol. 1: Music of Henderson, Shorter & Coltrane』
「リハーモナイズ」の先を映し出す1枚久し振りにジャズの新譜レビューなぞ拵えてみようかと思います。過去連載「極私的ジャズ銘盤選」をきっかけにこちらへ足を運んでいただいた皆様におかれましてはたいへんのご無沙汰、多忙につき22年盤ジャズまとめも豪快にサボってしまいました。ところが新年明けまして、避けては通れない銘盤に不意に出会ってしまったものですから。 22年の暮れ先行配信された「Witch Hunt」を聞いてもう度肝抜かれちゃったんですよね。数あるショーターカバーの中でもあまり