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「話す力」30のチェック【行動】②「感じの良い態度、豊かな表情で話す」

 今回は話し手の「視覚情報」に気をつける行動について触れて行きます。具体的には話し手の「態度・表情」です。結論から言うと、「話し手の時には、態度を整え、豊かな表情で話す!」です。

 行動面としての態度を整えることによって、「気持ち」の方まで整って、落ち着いて見えます。「楽しいから笑うのではなくて、笑うから楽しくなる」というのと同じで、行動面をプラスに変えることによって、心理的な面もプラスに転じていくという方法です。「笑顔で怒れない」「怒った顔してほめにくい」ので、「表情と感情」「態度と行動」連動したり一対になっているのです。

 一言で言うと、「気持ちは、態度・表情に現れる!」と言うことになります。

では、具体的に「態度を整える6つのポイント」を確認しておきましょう。ここでは語呂合わせ「せめてあしふくくせ(背・目・手・足・服・癖)」と覚えておきましょう。

「背」…「背筋」を伸ばしてスッキリ立ちましょう。「目」…「目で言葉を届けて、目で相手の反応を確認しましょう。「手」…「手の位置」は前に組むか、横に添えましょう。指くみはしないように。「足」…「両足」をピンと伸ばし、大地につけましょう。「服」…「服装」を整え、清潔に。「癖」…同じような「仕草」や「無意味な動き」をしないようにしましょう。

 上記の逆の姿を想像してみてください。その人の話を聞こうと言う気すら起きないことでしょう。

 【逆バージョン】悪い例:

「背」…「背筋が曲がって猫背の姿勢」

「目」…目を合わせないで天井や床ばかり見ている」

「手」…「手を後ろに組んで、何かを隠しているかのよう」

「足」…「休めの姿勢」や「応援団の様に肩幅以上に足を開く」

「服」…「襟が立ってる」「ネクタイが曲がっている」等

「癖」…「頭をかく」「顔の近くで手をぐるぐる回す」等

以上のように「感じの良い態度」をまずは日常で心がけて、身につけて行きましょう。因みに「身についた」というレベルは、「それをやらずにいられない!」「やらないと気持ちが悪い!」という状態を指します。

 そして、表情では笑顔は勿論のこと、できるだけ目や口や鼻も使って、様々な表情でよりよく相手に伝わるように努力したいものです。




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