「話す力」30のチェック【行動】③「間を取りながら、聞き手を考えて話す」
話し方において「間」は「命」であると言っても過言ではありません。間を取ることの効用はたくさんあります。例えば、・・・
(1)現在の状況や雰囲気をキャッチすることができる。
(2)聞き手の状態や自分の話の聞かれよう・理解度がわかる。
(3)自分の気持ちを落ち着かせることができる。
(4)聞き手に対して、適度な緊張感を与えることができる。
(5)注意を喚起して、聞いてもらう状況を作ることができる。などがあります。
では、話における、コミュニケーションにおける具体的な「間の取り方」を次に示します。
(1)話し始めの「スタートの間」を3秒間くらい取る。※)
(2)ゆっくりと「腹式呼吸」をする。
(3)服装を整え、上着の第一ボタンを止める。
(4)3から5カウントくらい数を数える。
(5)語尾をはっきり発声して、口を閉じて「鼻呼吸」をする。などがあります。
上記の特に(1)※)「スタートの間」は「プレゼンテーションのスタートの間」ともよんで、更に、次の5つのポイントを実践することによって、3秒間くらいの間を取ることができます。
①立つ位置を「やや後ろ」(半歩か一歩)に立つ。
②半歩か一歩前に出て、標準の位置(先頭の聞き手と自分の身長位の距離)に立つ
③全体を見渡す。(この時に誰から目を合わせるかを決める)見やすい人を探す。
④口を閉じて、鼻呼吸で体に充分空気を取り入れて、一呼吸置く。
⑤明るく爽やかなあいさつで話をスタートする
いかがでしょうか?上記のようなコマ送りのような5つのポイントを守ることで話すときのスタートに3秒間くらいの間ができて、自分の気持ちを整えると共に、聞き手に注意を喚起して、自分の話を聞いてもらうための状況づくりもできるのです。つまり「相手」を「受け手」にして、「受け手を考えて話す」というコミュニケーションやプレゼンテーションのたった3秒の間なのですが、このスタートの間が取れるか否かで、あなたの話の印象も評価も大きく変わってしまうとても重要なポイントなのです。
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