見出し画像

DMM英会話あるある3 「最初のあいさつしたくない」


あいさつは重要である。

Greeting is very important である。

Greeting is essential in the human society である。

「essential」は最近覚えた単語、「極めて重要な、本質的な」だ。
………待てよ、文頭の greeting には a が必要? 必要な気がしてきた。
でも「Playing tennis is fun=テニスをすることは楽しい」の playing には a はいらないっぽくない? greeting は「あいさつをすること」なの? それとも「あいさつ」という名詞なの? むしろ複数形で greetings are じゃない?? ええいややこしやっ!!! 冠詞反対!! 冠詞廃止運動!!!

それは本題ではない。

人間社会であいさつはきわめて重要、すべては greeting から始まると言ってよい。
キャラクターグリーティングがあるからこそディズニーランドはディズニーランドであるのだ。入場口でキビキビと動くミッキーやチップ、そして彼らに駆け寄って握手をしたり記念撮影をする女の子たち、それらを見た時に我々は「おおっ、ディズニーランドに来たぞーーー! 嬉しいキャーーーーーッッ☆☆☆」とワクワクの興奮が最高潮に達するのではないか。
個人の感想ですかこれ? いえ、普遍的です。

大学時代には、私はキャラに反して武道系の部活に所属していたので、毎日上級生を見かけるたびに

「ちわ!!!!」


とMAXボリュームで挨拶をしなければいけなかった。
各先輩に必ずMAXで1回ずつなので、1年生の時には毎日20回ずつ全力の「ちわ」だった。近くにいる部外の学生に「うるさいなあ」なんて文句を言われ、ちわ喧嘩が発生したりもした。
そう言えば「他の武道系(日本拳法部とか合気道部とか)の先輩にもあいさつしなければいけない」のルールもあったので、20回どころじゃない。もっとだ。
ただ、この大学時代のグリーティングはまったくワクワクも興奮もせず、逆に1回するごとに絶望感が増していく(怖い先輩がどんどん集まってくるので)という、ホーンテッドあいさつであったのだが。
haunted=(建物や場所が)幽霊の出る、悩んだ、取り憑かれた、悪魔に付きまとわれた

まあそのように、部活動でも厳しく指導されるくらいあいさつというのは人間界で非常にインポなものであり(インポ=インポータントの略)、特に初対面時のあいさつなんていうのはたったワンフレーズのトーンでその人間自体の印象も決まってしまうほど、極めて大事でエッセンシャルなものである。


が、しかし。
ところが。However。

DMM英会話のレッスン受講時に限っては、なんとかこの最初のあいさつをカットできないものだろうか?と私は常々思っている。

初対面の先生かそうでないかに限らず、DMM英会話のレッスンでは最初に必ず先生からの「How are you today?」が入る。
あるいは How are you doing today? とか、午前中の授業だったら How is your plan today? とか What is your plan on this weekend? とか。なんにせよHow are you 的なもの。
予約を入れる時に毎回「自己紹介は省く」の項目を選択しているのに、このあいさつは必ず発生するのだ。

もちろん私は「I'm fine」とか「I'm doing very well」と答える。10回中9回はこれ。
たまに「I have been in my room all day(ずっと部屋にいます)」とか「I have never gone out today but I guess the weather is good(外に出てないけどきっと天気は良いでしょう)」とか言ったりもする。この後とか週末の予定を聞かれる時は「I have no plan(別にない)」か「nothing special(これと言ってない)」か「I don't have any specific plan(これと言ってない)」か……。
だって本当になにもないんだもの。


この最初のあいさつ、3回に1回くらいにならないだろうか?
ならないだろうかって言ってもならないが、毎回やんなくてよくない?

あいさつは大事だからあいさつをすること自体もあいさつをしてあいさつの英語表現を覚えることも大事、というのはわかるのだが、同じことを私は毎日、これまで450回以上やっているのだ。
「How are you doing?」「I'm doing very well」の、特に感情もこもっておらず意味があるわけでもないお義理やり取りを400回以上繰り返している。
凝縮すると、私はレッスン数回分の時間をただ「How are you doing?」「I'm doing very well」とひたすら繰り返すだけで消費してしまったことになる。
もったいないでしょうよっ(泣)!!
その時間の分、レッスンに進ませて(涙)!!!


たいていのレッスンでは、1回分の教材を消費しきれずに25分経って、「残念だけど時間が来てしまったから今日はここまで。でも、You are a great student! You are very enthusiastic and have great skills! Keep practicing!」みたいに途中で終了することになるのだ。最後にいろいろおだてられて。

あいさつは確かに大事だけど、最初のあいさつも省いてテキストに集中して、いつもよりひとつ多くクエスチョンを終わらせるという回が3回に2回くらいはあったっていいと思うのだ。
普段の暮らしにおいてはあいさつは不可欠と思うが、英会話のレッスンならあいさつをしようがしまいが25分のレッスンは行われるのだ。「あいさつをカットしてその分レッスンをがんばりたい」という動機が共有できていれば、あいさつをなくしても空気は悪くならないのではないか?


だいたい、How are you doing? って、実際の会話でどれくらい使うのだろうか? そういうあいさつ、英語圏の人たちはよくしてるのかな?

私はこれまでバックパック旅行中に現地の人々とか大部屋のルームメイトとか同じバスや電車に乗ってる旅行者とかいろんな人と話したけど、「How are you doing?」とか「How are you?」的なことを言われた記憶はない。
非ネイティブの人、例えばアジア・アフリカ・中東あたりの人は第一声で Where are you from? がありがちだけど、ネイティブの白人さんは How are you? はなく Where are you from?  すらなく、いきなり本題について話し出すイメージがある。まるまるモスクに行きたいんだけど行き方知ってる?とか、あのフェスティバル見に行った?とか、初対面でも直接本題である。あいさつとかしない。
旅行中は特殊環境なのかなあ?

少なくとも私の人生においては「How are you?」「I'm fine.」みたいな会話を交わしたのは、学校の英語の授業かオンライン英会話くらいな気がする。英会話のレッスンくらいでしか使わないあいさつのためにあいさつの練習を400回も500回もするのは時間の無駄ではないかと……。
まあビジネスの場とか、英語圏の国で住むような場合には使うあいさつなのかもしれないけど、にしたってそこまで繰り返し練習しなくてよくないですか。他に覚えなきゃいけないことが無数にあるのに。

そういえば、
先生「My name is ○○. How would you like me to call you? / How should I call you?」
も毎回だ。(「 / 」は「or」「もしくは」の意味)
「私の名前は○○ですが、あなたをなんと呼べばいいですか?」と。最初の「How are you doing?」「I'm fine.」の次にこのやり取りが来る。

私は「My name is Tsuyoshi. Please call me Tsuyoshi just as it is.(そのままツヨシって呼んでね)」と、450回繰り返している。
いや、「just as it is」というシャレた表現を覚えたのは150回目以降だったと思うけど。300回は繰り返している。

これこそ不要である。
あいさつに輪をかけて、広がりようがないやり取りである。
省ける部分である。
だって名前はいつも同じなのだから!!
プロフィールとして「○○と呼んでください」の項目を設けるなどして、省けそうではないか。
というか名前は常時表示されているのだから、「表示通り呼ぶ」ことにすればいいだけだ。こだわりがあるなら「これで呼ばれたい」という名前に変更すればいいだけの話!
30回で充分。30回言えば「My name is Tsuyoshi. Please call me Tsuyoshi just as it is.」の表現は身につく。30回やって後は復習として10回に1回程度やればいい。なんで450回1度も休まず「My name is Tsuyoshi. Please call me Tsuyoshi」と言い続けなければいけないのか。毎回時間切れになるほど時間は足りないというのに!

私の名前に外国人には鬼門である「TSU」が入っているからだろうか?
他の生徒さんはあんまり聞かれないのかな??


あともうひとつこれがあった。
「Before we start a lesson, I just want to check my devices / our lesson environment. Can you hear me, and can you see me clearly?(最初にレッスン環境の確認をしましょう。私の声聞こえますか? 映像はちゃんと見えてますか?)」
先生がそう聞いて、生徒は「Yes. I can hear you and I can see you clearly.(聞こえます、見えます)」と答える。短くしたい場合は「Perfect.」とか「Both are OK / fine.」とか「No problem. 」とか。私が勝手に言ってる返事なので適切でないのもあるかもしれません。

これも、なんとかならないのでしょうか!!!

まれに省く先生もいるけど、私は先生のカメラとマイクがしっかり作動しているかどうかの確認を、400回以上させられているのだ。あいさつのやり取りしてなんていう名前でなんて呼んで欲しいかをやり取りしてしまいにはカメラとマイクがちゃんと動いているかの確認まで400回以上!!! 毎回教材を終えきれずに時間切れ終了になるというのにっっ!!!

カメラとマイクがしっかり動作しているか………
それ、先生の側で調べておいてくれません? 授業の前に。

いやまあ、ネット回線の問題もあるからね。
機材に問題がなくても、どちらかのネット環境が悪くてうまく会話できないこともあるでしょう。
でも、「OKじゃない時のみこちらから言うから、いちいち聞かないで欲しい」という手段は取れないものか。
もう30回で「Yes. I can hear you and I can see you clearly.」の表現は覚えた。その表現には精通した。450回やらなくてもいいそのやり取りは。このままだと1000回2000回やらされるのだぞ。

だいたい先生の声がよく聞こえなかったとしても、なにもしようがないではないか。
カメラやマイクやネット回線の調子が悪かった時に、「オー、sorry. I will fix it. Hey presto!!」とか言って気合いで直せるものなのだろうかデジタルデバイスやネット回線というものは。
そういうものじゃないと思う。
「よく聞こえません」と伝えて「そうか、あらよっと!」で直るわけがない。カメラを買い直したり説明書のQ&Aを読んで接続し直したりプロバイダーのサポートに問い合わせたり自宅のネット環境を工夫したりするのには、確実に25分以上かかるだろう。逆にもし「聞こえない」と申告して「あらよっと!」ですぐ直ったら、最初からやっといてくれよっ!!!と激しくツッコむ案件だ。

だから、「ちゃんと見えてる? 聞こえてる?」のやり取り、いらないんじゃないかという気がするのだ。
「映像だけ切って通信を軽くする」という対処方法はあるのだが、それでも問題がある場合だけ指摘する形でいいと思うし、450回やって来たのでもうそろそろ最初のルーティンは免除してもらえないだろうか?と私は思う次第である。
「100回以上の人は確認しない。不具合ある時のみ申告制」の共通ルール作ってくれません?

よく考えてみれば、レッスン予約画面に備考欄があるので、そこに「OKじゃない場合のみこちらから言うので、マイクとカメラの調子をいちいち聞かないでください」と書いておけばいいのかな? 「あいさつも名乗りも、もううんざりしてるので省略してください」と。
それがいいかもしれない。

めちゃめちゃ感じ悪いよそんな生徒……。


では今日もこの後、レッスンである。

「I'm doing very well!」
「My name is Tsuyoshi. Please call me Tsuyoshi just as it is.」
「Yes. I can hear you and I can see you clearly!」

を、451回目の今日も、張り切って言うぞ(涙)!!


That's it.



P.S. 入会をご検討の方は、ぜひお友達紹介プログラムでお願いします。私の記事を読んだあなたはもう、私のお友達! 一緒にがんばりましょう。


関連記事


記事一覧



この記事が参加している募集

英語がすき

もし記事を気に入ってくださったら、サポートいただけたら嬉しいです。東京浜松2重生活の交通費、食費に充てさせていただきます。