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入籍したいけど苗字が変わるのが嫌だ

大切なパートナーと家族になりたい。でも、苗字が変わるのが嫌だ。本当に嫌だ。 自分の苗字が好きだ。花の名前が入っているところ、響きが綺麗なところ、いそうでいないちょっと珍しいところ。 いい名前だね、ってよく言ってもらってきた。私もそう思う。 下の名前はまあ好き、苗字は結構好きって感じ。家族ともお揃いだし。 俺様系キャラの言う「俺の苗字になる?」という決め台詞。全く響かん、いらねーよ。 「旧姓◯◯改め、結婚して◯◯になりました♡」と嬉しそうに報告する女友達。なんで喜べるのか、心

    • いつか東の幼馴染が心から並び立てますように

      スマホアプリゲーム『魔法使いの約束』の舞台化『舞台 魔法使いの約束 第2章』通称まほステが、明日で千穐楽を迎える。 あまりに劇薬、良すぎて開いた口が塞がらず宇宙に放り出されたような気分で、終演後しばらく天王洲アイルを彷徨ってしまった。 推しである東の幼馴染を見て、改めて思ったことをメモ。 シノは一人で生き抜こうとしていた。その手が汚れてでも、誰かを出し抜いてでも、また自分の何かが奪われてでも、孤児院で終わらない搾取をされ続けることが耐えられなかったのだろう。野心とまではい

      • 靴の裏のうんこが取れない

        人の役に立とうとしたら、盛大にうんこを踏んだ。 ガリガリこそげ落とそうとしてもなかなか取れない。 ここ最近、プロジェクトチームはうまく回っていない。 チームリーダーがパワハラ的な行いで部下を2人連続で追い出してしまい(1人は休職、1人は異動)、それにより人手不足であった。さらに業務範囲が1.5倍に増えた。 私を含めスタッフの労働時間は、厳しい残業禁止ポリシーによりほどほどで抑えられていたが、リーダーは夜中も土日も関わらず働き詰めのようだった。リーダーの弱音を聞くことも増え、

        • 怒りながら幸せになれるのではないか?

          素晴らしい休日を過ごしてしまった。 先月、定期的に受けていた認知行動療法やキャリアカウンセリングで自分の価値観を深掘りする中で、トラウマがあることに気づいた。 それは、大学時代や新社会人の頃にあった女としての生きづらさ、セクシャルハラスメントである。 自分のしたいことをしていくために、トラウマ治療を受けることと、ジェンダーについて勉強して人と話していくことを決めた。 ここまでが9月の話。 そして10月最初の土日、4人の友人と話をした。 まずは1人目、Aさん。大学入学時

        入籍したいけど苗字が変わるのが嫌だ

          早稲田の記憶に向き合うことを決めた私がようやく読んだ『早稲女、女、男』

          柚木麻子著『早稲女、女、男』。 2015年発売当初、現役の「早稲女」だった私は、キャンパスの近くの本屋でこの本が平積みされているのを見て疎ましく思ったことを覚えている。 大学で女であることの居心地の悪さを覚え、 米国留学でその違和感の正しさを確信し、 職場でセクシャルハラスメントで傷つき、 怒りを諦めで抑え込みながら現在20代後半になる。 しかし女性に対する不適切な言動や事件を目にするたび、どうにも心がざわざわする。 変わっているような変わっていないような社会にうんざりす

          早稲田の記憶に向き合うことを決めた私がようやく読んだ『早稲女、女、男』

          全部手放して、考える消費者になりたい

          明日、大好きなとあるブランドでこれまで買った30余着用のお洋服を全部手放す。 全部手放して、私は「考える消費者」になる。 B社は、私のお気に入りのアパレルブランドだ。実店舗はなくECサイトのみだが、デザイン性が良く、品質に対して手頃な価格。積極的に更新されるインスタグラムから伝わる、女性の身体的悩みに応えようとするブランドメッセージにも好感が持てた。 コロナ禍で通販に慣れてからというもの、ここ1年半程で30万円くらい買い物をしている。 どこへ外出できるわけでもないのに、呆れ

          全部手放して、考える消費者になりたい

          まほやくを通じて考えていること

          「まほやくが好きで仕方がないのでお勧めしたい」 という話を今日は書くつもりだった。 でも、好きなものの良いところを素敵な言葉で伝えるのは、今の私にとって難題である。だから、自分が「まほやく」を通じて思ったことをただひたすらに書く。 私がエンタメコンテンツに深入りするようになったのは大人になってからで、何か乗り越えられないようなことが起こった時、自分一人じゃ居られない気持ちになった時、作品のストーリーやキャラクターに心を救われてきた。 そんな中で最近、私が持てるだけの時

          まほやくを通じて考えていること