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ブックサンタになりました

こんにちは。
私…このたび、念願の“ブックサンタ”になりました。やったー!!(拍手)
もうご存知の方も多いかと思いますが、とあるNPOが企画されている子どもたちへの本の寄付企画です。公式サイトから申し込むか、自分の推し本を指定の書店で購入するとどこかの誰かにクリスマスプレゼントとして届く素敵な取り組みです。
今回のnoteはその体験記です。どうぞ!


ブックサンタって?

この優しさが広がる取り組み“ブックサンタ”を企画運営されているのは、NPO法人チャリティーサンタさんです。ブックサンタは、2017年から始まったクリスマスに「厳しい状況に置かれている全国の子どもたちに本を届けること」を目的としたNPOと全国の書店が連携したプロジェクトです。

☆クリスマスに寄付ををするには
以下3つの場所で、本を寄付(購入)することができるそうです。
詳しくは公式ホームページをご覧ください。

①全国47都道府県 779書店
②ブックサンタオンライン書店
③クラウドファンディングCAMPFIREのページ企画協力


なにが嬉しいって

最初にこの企画を知ったときに、なにが嬉しかったのかと言うと“自分が薦めたい作品を子どもたちに贈ることができる”ことでした。

勿論指定された書店に足を運ぶのが難しい場合はサイトから推薦図書を贈ることも素晴らしいのですが、いわゆる世に多く目にされていない本も届けることが可能なんです。読書感想文の課題図書やベストセラー作品・話題の本以外に、あの頃に読んでよかった本やこれを読んで欲しいなといった自分のオススメ本を購入できる。人から人へ想いが繋がるなんて幸せなシステム!なんでしょう。

加えて図書館では読むことが難しい“新着図書や仕掛け絵本”も贈ることができるのも大きなHappyポイントですね。もしかしたら、受けとって読んだお子さんが大人になっても覚えている本になるかもしれない。将来への小さなきっかけになるかもしれないと思うだけで、心がふわりと温かくなります。


いざ書店へ

早速ホームページで知った対象の書店へ約15km車を走らせました。近くの書店ではないけれどよし行きたい!そう思ったのです。

書店に到着し、ドキドキしながら、書店員さんに聞きました。

「あの…ブックサンタやってらっしゃいますか?」
「はい!こちらのセルフレジでご購入されてからカウンターに本をお持ちください」

よかったやっていた。
さあここから選ぼう!と頭の中でスタートの鐘がカーンとなりました。

1冊目は“中高生向けの映画化されていない定番ではない文庫”とマニアックなテーマを勝手に設定し、季節柄“明らかに夏の設定の物語”は除きました。上下に別れているのもあまり良くないとサイトに書かれていたので一冊完結を探します。

なんとなくこれがいいなと考えてきていたものが店頭に在庫がないのもまた偶然感があっていい。ここから謎にテンションが上がり腕を捲ります。そうだあの作家さんはあるかな?とあちこち探すのも楽しい時間です。その後無事あった!を迎え、こうしてやっと1冊が決まったのでした。

2冊目は絵本。結構絵本は多く寄せられるらしいので、初めは購入予定に無かったのですが偶然目に止まった未読のなんともかわいい絵柄の作品に一目惚れしました。作中に冬のシーンもあり、柔らかであたたかい良書に巡り合うことが出来2冊目が決まりました。

また、個人的に結構沢山読んでいるハードカバーの児童書が棚に少ないこともなるほどと発見がありました。変わりに今人気のカラフルな楽しそうな本が沢山積まれていてその種類の多さに驚きました。メモしていった児童書は今回無かったため、推したい場合来年は事前に取り寄せてもいいですね。大変勉強になりました。

リーフレットとシールをいただきました!


こちらこそありがとう

最後に書店員さんに「ありがとうございました」と笑顔で言って頂いた時に感じたのが「こちらこそありがとうだよ!」です。さすがに面と向かっては言えませんでしたが、誰かのために物語を選ぶ楽しさを体験させていただき、こちらこそ有難うございました。いろんなTweetを拝見した中には1年を通して今年のブックサンタは何にしようかと楽しみにずっと考えていた方もいらっしゃいました。

現物として形になる本も素晴らしい。
もっと素晴らしいのはこのような誰かに繋げる“想い”なのだと実際に参加して知りました。


企画や運営に関わる皆様に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。






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