さらぬわかれ 32 1 さくらゆき 2021年6月16日 08:32 ¥100 「…栄子、ごめん。」 恒太が栄子を見つめた。熱の影響か、目が潤んでいる。「『また明日』って言ったのに、休んじゃって。」 学校を休んでしまったことを恒太はけっこう気にしていたのだ。 恒太は皆勤賞を狙えるほど、滅多に体調を崩さない。だから、体調不良で約束を破らざるを得ない状況に慣れていないのである。 ダウンロード copy ここから先は 383字 この記事のみ ¥ 100 購入手続きへ 有料マガジン ¥ 240 さらぬわかれ 240円 村の1本の咲かない桜の木。 その木には、曰くがあり…。 8歳のまま成長を止め意識のない姉とその妹の話。 GREEのコミュニティで発表し… 購入手続きへ ログイン #小説 1 読んで下さり、ありがとうございます。いただいたサポートは、絵を描く画材に使わせていただきます。 サポート