専門家の意見の信頼性を評価するには、セカンドオピニンが良い。
まあ、それは驚くような話では無いです^^
でも世の中の実態を知ったら驚く人は多いかも。<専門家>の意見がどれほどの信頼性があるかを、多くの行動経済学者が調べたようです。カーネマンがまとめています。
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事例
1)三人のベテラン裁判官に同一の刑事事件の量刑を決めさせる。
2)三人の経済学者に5年後の経済予測をさせる。
3)三人の精神科医に同一人物の診断をさせる。
これらのケースで、3人の結論は全部異なりました^^;
結論が正しいとか間違っているとか言う以前の話です。
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実のところ、複数の専門家の意見が一致するなんて事は、どの分野でも少ないのです。一致するのは、数学や物理学ぐらいじゃないですかね。
現実社会のちょっと複雑な問題では、一致する方が珍しい。
何のことは無い。多少なりとも複雑な問題では、答が分かる人などいないのです。
専門家とは「ド素人よりはマシ」という位置づけであって、「お任せすれば安心」などと言うのは過度な期待です。彼らは神ではない。求める方が無茶なのです^^;
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