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会社経営に必要なこと

eスポーツチームを作って、大きくしよう!
税金対策なども含めて損益分岐点を超えたら法人化だ!

私がeスポーツチームの代表であればそう言って法人化します。

しかし、法人化したとしても、どうやって会社を経営したらいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。
わからない、実態が見えないから怖い、だから一歩を踏み出せない。

これ言うとイキリ族の人達は
「その時点でもう経営者向いてへんわぁ。」
って言うんですけど、その通りなんですよ。

分からないから怖い。
じゃあ勉強しよう!
というマインドになっていない時点で、社長には向いていません。

ということで、この記事を読んでくれるプロチーム運営を行いたい人へ、会社を運営する上で必要なことをお届けしようと思います。

0.厳密には経営者=社長ではない

一般的には経営者=社長と思われます。

しかし、社長と呼ばれる人の中には、経営を専門家にまかせていて、企業の最終的な決定だけしている人もいます。
大企業などでは個人の負担を軽くするためによくある光景です。

経営者は非常に複雑な仕事をします。
様々な課題をこなしていき、会社の創設や再生、他社との連携など、やらなければならないことは次々と増えていきます。

このような業務をこなし、日々課題解決をしている経営者は、会社の経営をイッテに担うプロです。

一方、社長と呼ばれる人達は、会社内部での業務指揮や第三者に対する代表者であったりすることを言います。
経営者は組織内の経営を中心としている人のことです。

定義としては同じかもしれませんが、経営者と社長を私は厳密にいうと区別しています。

1.経営者の立ち位置を理解する

前述の通り、経営者とは会社に関わる経営を滞りなく行えるプロです。
決算書の最終決定や、業務の収益性を高めるなど、経営に関わる様々な問題を解決していく事が重要なポジションになります。

経営学と呼ばれる分野のことを率先して行うのが経営者の義務と言えます。

2.経験

経営者になるために、実際に事業の経営をしていた経験は必要と言えます。

私は一切経営というものを経験せずに、6年前に会社を立ち上げました。
その1つ目の会社では、経営をしたことがなかったので、経営のプロに教わりながら会社運営を行っていたんです。

一般的には、会社の上層部に在籍していた経験があると、経営とはなにかを実際に動かして知識を得ることができます。

上層部とは、役員などのことを指します。

役員には代表取締役、執行役員などが存在していますが、会社の幹部であるだけにその業務内容は一般の社員とは異なります。
直接経営を任されるようなことは無いでしょうが、経営に深く関わる機会は多くなることでしょう。

ただ、企業の上層部なんてすぐになれるはずがありません。

そういうときは、私がやったように、経験者からコンサルを受け、経験しながら会社経営を行うというのが一番でしょう。

3.会社の財務・経理に関する知識

「【猿でもわかるeスポーツ経営学】eスポーツチームの会計について【最終話】」でもお話しました、財務諸表についてなど、経理が担当するようなお金に関する知識も経営者は持っておかないといけません。

経営は永遠とお金との付き合いになります。
お金の知識をもっているか、いあにかでは会社の存続にも関わってきます。

広く捉えると、世界の経済状況や企業全体の会計情報にも気を配る必要があるでしょう。
身の回りにお金について学ぶ機会は大くあると思います。

お金のことなどは特に、経営者になってから学んでも遅くありません。
身につけた知識を即実行できるので、実感が湧くでしょう。

4.資金調達

会社に必要なお金を用意することも、経営者の重要な仕事の1つになります。
銀行の融資や助成金、事業用カードローンなど、資金調達の手段は多岐に渡ります。
特に、銀行の融資は長く取引していれば会社の信用を高めることにもつながるので、資金調達として利用している会社は多いと思います。

業績が好調な時でも、経済状況の悪化によって会社が倒産してしまうリスクは常にあります。
国税庁のデータを元に計算すると、日本の企業が倒産する確率は一年で約60%~80%、5年間では約85%~90%と非常に高くなっています。
その殆どがベンチャー企業です。

資金調達には各種書類や融資元の選定、面談、手続きなどのハードルが存在しています。
資金調達をしないといけない状況の可能性を見据えて事前に準備を行い、必要な状況で素早く行動できるようにするとベストですね!

5.コミュニケーション能力

社会人であれば必須とされるコミュニケーション能力。
従業員を動かす経営者であれば当然必要です。

従業員が行わなければならない業務を適切に指示する情報伝達能力。
これが経営者に求められるコミュニケーション能力です。

世界中どの国の経営者を見ても、個人差はありますが一定水準のコミュニケーション能力を有しています。
むしろ、これがない経営者を探すほうが難しいでしょう。

経営者が主に情報伝達を行うのは従業員とユーザーです。
従業員に関して、その重要度は常に高く、経営状態や業績、日々の情報を把握している経営者が従業員に対して如何に正確かつ開示された情報伝達を行えるかどうかで、会社の士気にも関わってくると言えます。
従業員の言葉に耳を傾け、円滑なコミュニケーションを行うことで、必ず社員員がんとなって目標に向かえるのではないでしょうか。

6.先を読む能力

千里眼を持てと言ってるわけではありません。

会社の将来を見据える力も経営者によっては非常に重要です。
このまま経営を続けるとどうなるのか、現在行っている業務は将来的にどうなるのかなど、会社と将来の状況を考えて適切な対処を行っていく必要があります。
数年先を見通す能力があるだけでも、業績を好調に保てます。

先を読む能力は、生まれ持って備わっているものでは有りません。
これまでに自分が培ってきた経験を利用しつつ、現在の会社の立ち位置と周囲の情報に気を配り、経営を行っていけば、自ずと開花します。

7.判断力と行動力

会社は様々な場面で判断を迫られます。

それは、経営者が最終的な決定を行う場合がほとんどです。
所謂、意思決定を行っていかなければなりません。

そして、リスクを承知の上で行動する行動力も必要になります。

これをしていいのかどうかの判断を行っていると、リスクを負ってしまうことがわかってきます。
そのリスクを承知の上で、行動できる行動力も必要になります。

その判断と行動の連続が、会社の命運を握っていると言っても過言ではないでしょう。

8.応用力

会社を運営していると必ずトラブルに見舞われます。
また、判断を行っていく中で苦渋の決断をしないといけない時があります。

そんな時、様々な情報や条件を見て、いかに対応できるかが重要です。

判断をしていった中で、最善の方法がなかった場合。
経営者は会社自身が変化する自己変革力とも呼ばれる力が必要になります。

予想していた状況が大きく異なっていた場合、会社を変化に対応させていくには、経営者自身が変化し、その事象に応用しなければなりません。

今までの違うやり方を変えるというのはとても怖いことです。
しかし、過去のやり方などには固執せず、柔軟な対応ができるように、常日頃準備をしておきましょう。

9.疑い、成長する意識を持つこと

「eスポーツチームが崩壊する理由と、桜野はるが思う解決策」でもお話したように、放漫経営をしてしまうことはあってはなりません。

常に今のままでいいのか、この判断でいいのか、会社の状態は大丈夫なのか、社員はどうしているのか、など。
様々なことを疑って、経営に参加しましょう。

経営者が経営に参加しなくなればその会社は終わります。

そして、成長するぞ! という向上心を持つことです。

この向上心は会社を成長させるためには必要不可欠です。

常に業績を伸ばし、社会貢献する上で会社を成長させる意思を持っておくことで、会社が成長し、大きくなっていくことを肌で感じることができます。

まとめ

会社の経営者となれば、本当に大変です。
経験者の私が言っているので間違いない。

でも、成功したときは本当に楽しく、嬉しい感情でいっぱいになります。

eスポーツチームが法人になっても成功できるように、これから私は様々なところで活動を行っていきたいと思ってます。

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