【町おこしはできるのか?】eスポーツで地方創生をする方法。
こんにちは。桜野はるです。
実は、個人事業主としてマーケティングコンサルを行っている他、株式会社chouette以外でもAIを使ったマーケティング解析ツールの販売をしており、地方の顧客へコンサルすることもしばしば。
地方へのコンサル時に役所に事業申請を手伝ったりして、てっきり常連になって役所の人とかと雑談することもあるんです。
そこでよく聞かれるのは「eスポーツの事業はじめたって聞いたんですけど、最近eスポーツって流行ってますよね。あれ、町おこしとかできるんですか?」という相談。
こういう質問であれば全然いいんですけど、よく地方のeスポーツ団体とか、eスポーツのネームバリューに釣られてeスポーツ事業を始めたような企業からの質問で、一番困るものがあります。
「もう市議にeスポーツ使って町おこししようって案を出してるんですよね。流石に政治家絡んだら一気に進められますよね?」
・・・。無理に決まってますやん?
と、いうことで。
私が思うeスポーツで地方創生する手順をここでご紹介します。
1.eスポーツについてよく知ること
なにを当たり前の事言うてんねんこいつは。
と思った方、あなたの感覚は正常ですので胸を張って生きてください。
eスポーツのことをよく知らないのに、eスポーツを使って町おこしなんてできるわけないですよね。
包丁の使い方知らない小学生に包丁を渡して、食材切れって言っても切れないのと同じです。
むしろ事故や事件が起きかねませんよね。
今の日本におけるeスポーツって、その実態とかを知らないで振り回してしまうと思わぬ事故が起きてしまうようなデリケートな時期だと思うんです。
なので、今の日本でeスポーツはどういうような位置づけにあるのかを把握しておく必要があります。
・日本と世界の市場規模は?
・eスポーツのジャンルは?
・流行している理由
・そもそもeスポーツってどういうゲームのことをいうのか。
など、数えだしたら切りがありませんが、eスポーツについてまずは理解することがマストです。
2.eスポーツを理解したら開催するジャンルを選ぶ
町おこしをするとなると、その街のブランドで勝負することにもなります。
FPSやTPSなど、人を撃つゲームのイベントを市区町村が主催するとなると、幼児向けに開発されたゲーム出ない限り、住民から反感を買うことにはなるでしょう。
では、どんなeスポーツジャンルを選ぶといいのか。
今まで私が見てきた中で、無難なのは「スポーツゲーム」です。
代表的なゲームライトルは「ウイニングイレブン」や「FIFA」など、サッカーを題材にしたゲームが主流。
現実にあるゲームということで、老若男女理解を深めることができます。
もちろん、サッカーの基礎知識も重要になってくる場面がありますが、ゴールにボールを入れるだけのゲームなので、すぐに理解されるでしょう。
3.コミュニティの形成
eスポーツのことも理解したし、ジャンルも決定した!
よし、次はイベントの企画やな!
ちょいちょいちょいまてまてまて。
私が運営しているchouetteでもそうですが、いきなり「イベントやります!」って言っても1億%人は来ません。
来るのは近所の野良猫とイベントスタッフだけです。
では、どうしたらいいのか。
小さくてもいいので、eスポーツコミュニティを作ることです。
ものすごく簡単に言うと、その街独自のeスポーツを提供する場所を提供すること。
簡単に言いましたけど、これが結構難しいんです。
このコミュニティの作り方について、私が覚えていたら後日Heinで公開しますので、忘れてんなぁって思ったら私のTwitterにDMしてください笑
4.イベントの開催
コミュニティの形成が終わり、人々が市区町村のeスポーツについて認知してきたらイベントを行います。
しかし、ここで最初は大体的にやってはいけません。
え、本当に市区町村主催のイベントですかこれ。
ってレベルの小さな物で十分です。
なんなら、市区町村主催じゃなくて、商工会議所とか商店会が主催で、市区町村は協賛する立場でサポートする程度で十分なんです。
先述のコミュニティも、市区町村が運営するより商店会などが運営する方が地域性が高まっていいかもしれません。
最初は数人程度で集まって、eスポーツとはこういうものなんだなぁって程度のイベントを行い、どんどん大きくしていきましょう。
5.そうやって有名にする
コミュニティの形成▶主催イベントを開催▶反省▶改善▶コミュニティの拡大▶イベントの拡大▶主催イベントの開催
この繰り返しで、一周する毎にイベントの規模を少しづつ大きくしていきましょう。そうすると数年立つ頃には、そのイベントの為に開催地を訪れることになります。
まとめ
eスポーツは今やその盛り上がりがすごいことになっています。
しかし、その名前が独り歩きしているところもちらほら見受けられているので、実際にeスポーツを取り入れる時は慎重に動くことが基本です。
突っ走るのも重要ですが、慎重になることも重要です。
これから徐々に発展するであろうeスポーツですが、スタートダッシュで失速することがないようにだけ、私は願っております。
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