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子供からオススメされた小説

もう何十年も前の話になるけれど、私が高校1年生の時に友達から「これ、面白いから読んで!」と半ば強引に手渡された貴志祐介さんの黒い家。

私はそれまで小説より漫画派で稲中卓球部を読んでいた頃。w
渋々読み始めた私だったけど、小説ってこんなに面白いの?!と驚くぐらい保険金殺人がリアルに描かれていて、文字だけなのに背景や登場人物まで勝手に頭の中で完成しているのだから衝撃でした。

そこから貴志祐介さんを筆頭に東野圭吾さん、宮部みゆきさん、湊かなえさん、横山秀夫さん、松本清張さんなどなどミステリー系にどハマりしてしまった私。

本棚にはそれ系の小説しかなく、子供が小学生の時にママの本で何か面白いのある?と聞かれた時には参ったよね・・・(;・∀・)
純真無垢な子にミステリーってね。ww


子供には赤ちゃんの時から絵本を毎日読み聞かせしていた甲斐もあってか、小説には全く抵抗なく手を出すようになったけれど、同じDNAでも子供が選ぶ本は恋愛小説ばかり。
年頃のせいもあるだろうけど、私は絶対に買わないやつ(;'∀')

それがつい先日、子供が珍しくオススメして来る小説があって、6割はお付き合い、残りは秋の夜長?を楽しむつもりで読んでみたらこれがまた面白かった!!!!



それが、尾形真理子さんです↓↓



私が好きなドロドロ系も入っていて、でも読んだ後にどんよりしない、むしろさっぱりする物語でとても面白かった。


1冊目を読み終えたので、こちらも貸してもらった↓↓


なんだろう・・・そこら辺にある日常を描いた恋愛小説なんだけど、懐かしい気持ちにさせてくれる作品でした。
読み終わった後、ほっこり笑顔になる。
寝る前に読むからいい夢が見れそうな、優しい小説です。


ただ、ちょっと残念なのは完全に話が完結せずに終わると言う私が苦手な終わり方でそれだけは▲かな。
終わり方は松本清張さんです。はい。


恋愛小説なんて・・・プププ って思っていたけど、これはこれで非常に良かった。
また子供がオススメして来る本があったら変な潜入感や拘りは捨てて、素直に読んでみたいと思います。


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